2010年5月1日土曜日

5月病になる前に・・・

 日本は連休ですね、こちらはそういうのないみたいで、毎日働いています。

 このプログラムは少し変わって居て、

 最初の4カ月は古着を回収して売ってお金をためます。

 貯めたお金で次の6ヶ月間にアフリカとインドのプログラムの勉強をします。

 勉強しながらもチャリティー活動で主に自分達の活動をアピールする雑誌を

200円くらいで売って、アフリカに行くお金をためます。

 6カ月で貯めたお金でアフリカにいってさらに6カ月ボランティアをします。
 
  だからヨーロッパの人やアフリカの人は全くお金持たずに来ます。

 日本人はビザの必要があるからお金持っています。

 なんか自分で書いていたもうさんくさいプログラムだとおもいますが、

 でも自分では良い経験だと思ってます。
 
  

 と言うことで本題の5月病について書きたいと思います。

  
   昔アメフトをやって居た時に2月に新しいシーズンが始まると最初の二カ月は

 アメフトをしないで一年間分の体造りを徹底的にします。

 
 8週間の地獄のプログラムが待っていました。

 シーズン初めのミーティングでチームドクター兼ストレングスコーチ兼トレーナー

というおそらく日本のアメフト界に影がらですが最も貢献している一人と

思われる僕の尊敬するコーチが言いました。

 

「来週から八週間のトレーニングが始まります、これは相当きついですが、

やらないと勝てないので、絶対にやります、ウエイトトレーニングと

走りのメニューですが、どちらも体の裏側を徹底的に使うので、

腹筋をしっかり鍛えて体を支えれるようにしておかないと、

 確実に腰痛になります。でも腹筋をする時間がもったいないので、

腹筋はウォーミングアップとして朝一番に20分間色々なメニューでやり続けます」



 とまあ、あっさりとこんな感じです、次に

 
「最初の二週間はみんな筋肉痛に悩まされます、おそらく全身筋肉痛になります、

でも勝つためだから問題なしです、

良くストレッチしてアイシングしてメンテナンスしてください」

  

 「その後に4週目になると疲れて硬くなった筋肉のまま走ったりウエイトを続けるので

 関節が悲鳴をあげます、ひざ痛になり、その次に腰痛になります。

 でも大丈夫、僕は医者だから治せます」

  
  とあっさり言います、本当に医者なので説得力があります。 ポイントはここからです

 

「6週目に何が起こるかというと、みんながこのトレーニングの意味を疑い出します。」


 実際にそうなりました

 「こんなに辛いトレーニングをして本当に意味があるのか?  

 これで本当に勝てるのか? 

 こんなに辛い事するよりももっと効率良く勝てる方法があるのではないのか?

 コーチが新しい戦術を勉強したり、最初から基礎体力の高い選手を

 リクルーティングしてきたほうが効率が良いのでは?」

 「でもそんなことしたら俺達が試合にでれなくなってしまうから駄目か・・・」

 と言うことになります。

 これが6週目におこることだそうです

 
 「最後の二週間は問題なしです、先が見えるし、ラスト前パワーで乗り切れます。」


 
 と言う感じでした、ここまで説明されてるとなんか安心して動けるよね。

 6週目に起こることって最初から心の準備をしておけば乗り越えられると思います。

 僕もこっちに来て思うことあります。
 
 「古着集めがアフリカに行くことと何か関係あったっけ?」

 ってね、

 おそらくそういうの考えだすのって新しい環境に慣れてきたころだと思います。


 4月から始まった新しい環境になれるのはちょうど5月の連休明けくらい、6週目です、

 5月病ってちょうどそのころにおこるよね、今の仕事の意義をとなえだしたし、

疑問を感じるときがあったら、この話を思い出して頑張ろうと思っています。