2011年1月11日火曜日

一流の人


 <写真はイングランドに田舎町です、冬は昼間でも気温がマイナスなので
 これだけ日がてっていても凍りついた木はとけません、強い日差しなのに
 枝が凍っているのはとても美しかったです>
 
フットボールをしていた頃。

 数々の伝説的な先輩と一緒にプレーすることができました。

 学生の頃に、

 「あの先輩はすごかった」

 と色々な伝説を聞いていた先輩や、

 ほかの大学でも大学からものすごく活躍していて、

雑誌に載っているような僕があこがれていたような選手と

 一緒にプレーできたことは僕にとってはとてもよい経験になりました。

 
 やっぱり一流と呼ばれる人は何かほかの人とは違うものを

 持っている気がしました。

  試合中にそういった先輩がものすごいプレーをして、

 チームみんなが盛り上がったときに、

  
 「流石ですね、すごかったですね!」


  って僕が声をかけたときに
  
 「いや、もっとやれた、あんなんではあかんな!」

 と普通な感じで返事が返ってきたときに

 「やっぱりこの人は違うなー!」

 っ手気持ちが引き締まった思い出があります。


  試合前にお互いの選手同士が少し興奮して、

 喧嘩しそうな変な雰囲気になったとき、

 
 「おい、なにやってるねん。相手にするな、早く戻って来い」


  ってうちのキャプテンがめちゃくちゃ落ち着いた声で普通に言ったとき、

 チーム全体の浮ついた気持ちが一気に静まって試合に集中できました。

 
 
  大切な試合の前にゼネラルマネージャーがみんなを励まそうとして

 「次の試合はスポンサー、マスコミ、

 その他もろもろのものすごい期待がかかっている、
  
 君たちの人生もこの一試合で大きく変わる」

 などと、練習後の寒いグランドで永遠と20分くらいしゃべり続けて、

 みんなが何かものすごい

 プレッシャーと不安を感じはじめた後に、うちのキャプテンが

 「簡単なことや、ようは勝つだけ」

 って少し面倒くさそうに言ったときその一言でチームの不安が取れて、

 みんな勝つことだけに集中できたような気がします。

 「ウラ、ちょっとくらいいいプレーしたからって喜んでたら

 いつまでたってもお前は二流や、本当の一流はよいプレーしたあとに、

 これくらいのプレーのレベルはすでに経験済みだよ、
 
 っていう顔ができないとあかん、

 そういった態度は自分のチームを引き締めるし、

 相手チームに恐怖心を与えることができる、

 だから雑魚な選手みたいにしょうもないプレーでイチイチ喜ぶな」

 っていわれたことあります。

 たぶんこういう人が戦国時代とかに天下取るような人なんだろうな、

 生まれる時代を間違えてるなー っていまでも思います。