前回に引き続きまた書きます。
昨年僕と一緒に居てくれたダウン症の男の子ですが、彼もヤッパリ叱られたり、
苦手な人が来たりすると悲しそうにします。
いつもニコニコしてるから、そういうときはこちらも余計に悲しい気持ちになります。
でも基本的にはいつもニコニコしていて、とても周りに気を使っていて、
みんなを和ましてくれます、
時にはこちらが相手をしてもらっているような気になるときもありますし、
実際に気をつかって僕とのテニスにイヤイヤ付き合ってくれていると感じた事もあります。
特に冬の寒いときなどは、手袋もなく、
冬の寒い中をラケットを振り回すのは嫌なのだけど、僕が張り切って
「テニス行こう!」
っていうとイヤイヤながらもついて来てくれます。
そしてからはお母さんが大好きです
どんなに悲しそうな時でもお母さんの話をするとすぐに笑顔に戻ってくれます。
彼はこの春に卒業して地元の支援学級に進学して行きましたが、
「春になったら心配だから進学先をのぞいてみようか?」
って言う話をしていたら、
「中学校に来た時に小学校の先生が心配してみにきたけど、その時は凄く嫌がって
いた、おそらく彼はもう中学校に進学したんだから、自分は一人で頑張っていきたい、
って思っていたのだと思う、そういうところの心の強さは素晴らしい物があるから
僕たちが心配して見に行っても、よろこんでくれないだろう」
ということでした。
そのときふっと思いました、ダウンシンドロームの子はきっと全てわかってるんだって
おそらく彼らの役目は神様に誰が正しい人間か、
悪い人間かを伝える役割のような気がしました。
そのぐらい人を平等に、純粋にみる力があり、自分の事もキッチリとわかっています。
きっと週にいっぺんくらい報告してるはずです。
「今週、ウラはサボっていたからマイナス1点」
とか、
「先生達は今週隠れてバームクーヘンを食べていた」
とか、神様に報告するのが役目でそれによって
僕らは天国に行くか地獄に行くかがジャッジされているような気がします。
バヌアツから帰国して一年間、親父の事、バヌアツの事
色々な新しい生き方を知って価値観が定まらなかった僕に、
人間としての優しさや純粋さ、
強さなどの基本的な価値観の大切さを再確認させてくれたのは彼だったと思います。
写真は卒業式です、「ありがとう!」といって涙も流さずさわやかに旅立って行きました。
彼なら何処にいってもみんなから愛されることでしょう。
僕の人生に大きく影響を及ぼした一人に違いありません!