2010年8月23日月曜日

チームワークについて 7/6


 6回で書き終えるはずだったのに、7回目になってます。

すいません。 自分でもわからなくなってきたのでまとめますね。

良いチームワークとはメンバーの馴れ合いから生まれるのではなく、

個人個人がきちんと自律していなければならない。

 から始まって、

良いリーダーとは能力だけではなくて、きちんと

 「情と知」

 を兼ね備えていなければならない。

 その二つを持っているかどうかは引退後、何の利益も生まなくな

った時に良くわかる。

という感じだったと思います。

 ちなみに僕がフットボール選手のときに言われてうれしかったエピソードを書くと、

 2004プレーオフのアサヒビール戦、11月の横浜スタジアムの

 大事な試合で、僕はボールをキャッチ後に

相手の強烈なヒットを受けて、脳シントウ、

気がついたらスタジアムの真ん中で横たわっていました。


今でもその時の記憶はありません。

 でもラッキーなことに僕はボールを握ったまま倒れたので、

キャッチが認められました。


 試合を退場する僕を見ながらチームのみんなは感動したそうです。

 後から言われました。

「浦さんみたいに、普段ボーっとしててたいして何もしない人が、

ああいう大切な場面でたまに気合いの入ったプレーを見せると、

チームはとても勇気つけられるものですよ」


 「そうでしょ!」

 って素直に言えなかったけど、何となく自分らしいのかな?

って思いました。


 僕は線が細いので、肉食動物のなかに一匹だけ

草食動物が混じってアメフトをやってうみたいだ、って言われていました。


 高校時代のあだ名は

「バンビ」 でした。

 


チームワークの話でしたが、まとまらなくなってきたし、

もうまとめる必要もないかな?

もうすでに書きたいことは十分伝わったかな?って思ってきたので、

 ここまでにします。また何か気がついたら書くことにしますね。

  6回シリーズが7回になりましたが読んでいただいて

 ありがとうございました。

チームワークについて 6/6


 

少し話がチームワークからリーダーシップへと脱線してるような

気がしますが、このまま書こうと思います。



1、自分が本当にチームワークを大切にしていたのか?

2、良いリーダーシップを発揮してチームの一員として頑張っていたのか?

3、それとも自分の能力を鼻にかけてエゴのままに動いてチームに迷惑をかけていたのか?

 を判断する一つの基準があると思います。それは


「引退」

 
の後です、会社でもスポーツチームでも同じだと思います。


同じチームで一緒にプレーしていて、お互いに勝つために頑張ってきた、

または会社の利益の為に自分はとても貢献した。



 でも引退した後に誰も自分と連絡を取ろうとしなかったり、

引退して退職金をもらった瞬間に嫁さんに逃げられたり、

後輩やお得意さんから一切声がかからなくなった時に、


その人の人間的な魅力で、人が付いてきていたのか?

それとも単に能力があるから、みんなが利益のために我慢して一緒に働いて

いたのかがわかるのだと思います。


 そして本人もこう感じます。


「家族を守るため、会社の利益のため、

チームの勝利のために今まで自分を犠牲にして、

辛いことも頑張ったし、人が嫌がるような汚い仕事も時にはした、

沢山の人が自分のおかげで多くの利益を得たはずなのに、

なぜ自分の役目が終わった今、誰も自分のことを気にかけてくれないのか?」

 
 それに対しては沢山の角度から沢山の意見があると思います。

 たとえば

「家族の為、会社の為、勝利の為ってあなたは言うけど、

それは結局は自分がしたくてやったことでしょ。
 
見返りや人からの尊敬が欲しくてやっていたのではないはず、

今になって、自分はこれだけみんなの為に頑張ったのだから、

評価してほしい、って言ってもそれは遅い」


特に今の僕みたいなボランティア活動にはそういう問題があると思います。

いくら頑張ってもアフリカの人に感謝されることは少ないと思うし、

そもそも自分がやりたくてやってるんだから、

感謝なんて必要ないよね、それを履き違えて、

「自分はこんなにも他人の為に頑張っている」

って思うのなら、今すぐボランティアやめて、

自分の為に働いたほうが良いのかもしれません。



全く逆にこういう人も居ると思います。

 
それまで一生懸命に組織の為に頑張ってきたけど、あるとき急に身辺整理して、

「長い間大変お世話になりました、次の目標ができたので、

お先に抜けさせてもらいます。」

 っていって、急に去って行く人、僕はこういう人は好きです。

 

仕事人間ではなくて、バランスのとれた人だと思うし、そういう人

には引退後にも多くの人が関心を寄せると思います。


 ちなみにうちに親父が53歳の時に会社の早期退職優遇制度に

勝手に申しこんで、急に出家するといって母親に退職金半分を

渡して静岡にあるお寺に出発する前に言った言葉は

「俺は家族の為に頑張ったことは一度もない、

常に自分の為に頑張ってきた、

でも、家族がいてくれたから我慢して頑張れたことは沢山あった、

 だから感謝している。」

 と言って出て行きました。

 
 「親父、意外とさわやかだな!」

って僕はその時思っていました。


母親はとても怒っていました。

それが団塊世代の真ん中にいたうちの親父でした。

 でも大丈夫です、うちの親父にはきちんと「落ち」があります。

うちの親父の面白いところは、修行で毎日正座して、

 供え物のマンジュウを毎日こっそり食べていたら、

 持病の糖尿病が悪化して、正座のせいで足のスネにできたタコが膿んできて、

 このまま修行を続けたら両足を切断することになりますよ!

 ってドクターストップがかかって、下山してきたこと。


下山して、糖尿の治療をしていたら、口内炎が治らなくて、

病院に行ったら、すぐに大きな病院で検査してください、

って言われて、舌癌の告知を受けることになります。

 そこから9年間で4か所の転移と6回の手術。

 出家をあきらめた親父はその9年間の間にガンの治療と並行して

家の近所にあった関西大学の哲学科に3年生から編入、

無事に卒業して、大学院にも行き、卒論以外はすべての単位をとりました。

 
「卒論もできてるんやけど、出してしまうともう大学行かれないし、

 そうすると大学の図書館使えなくなるし、

 学生証無いと学割使えないからな、

 どうせ学歴なんてもう使うことないから卒業せんほうが便利やねん」

 と言っていました。

 ちなみに親父が携帯の支払いを学割にしていることや、

孫に会いに山口に行く時に学割使ってることに僕は驚きました。

 
 でもその間、親父の周りには常に沢山の人が面倒をみて心配してくれました。

 うちの親父は決して愛想が良いわけでもなく、飲みに行っても

金の払いが良いわけでもなく、特に会社を引退してからは、

元の同僚達に相当おごってもらってると思います。


 まさしくエゴの塊、ゴキブリのような人でしたが、周りからは

嫌われていないようでした。

おそらくうちの親父は他人の評価をまったく気にしない人間

だったからだと思います。