2013年4月24日水曜日

持続可能な社会の創造

 アフリカで子供が毎日一時間かけて水汲みをしている、だから学校に行けない

 井戸を掘ればその現状を変えられるのではないか?

  
 援助をもらって一年をかけて井戸を掘ってみんな大喜び、

 これで学校に通える子供が増える と思って一年後にその村に行くと

 なぜか子供が学校に行っていない。

  井戸を管理する村長が村人から水汲み一回100円ずつ取っていた

から・・・

 村長いわく


 「
村で電気があるのはウチだけだから電動ポンプの井戸を家の庭に掘ったが

 電気代まで援助してくれないし、
村人は協同で水場を使うことに慣れていない

 ので、家の前は常に汚れっぱなし、水溜りができて不潔だ、
電気代はかかるし
 
 仕事が増えたのだからお金をもらうのは当たり前だ」

   
 結局村人はお金が必要になり、
子どもは働かなくてはいけなくなってしまった。

 こんなことなら村人みんなで遠くまで水を汲みに行っていた頃のほ
うが

  みんなが平等で楽しかった・・・・

  
 もしも電気ポンプではなくて手動のポンプにしていたら、
電気は必要ないから

 村長の家の前に設置する必要も無かったし、

 村から50メートルくらい離れた誰の土地でもない

 ところに設置して、村人みんなで管理することを同時に教えたら

 みんなきれいに使ったかもしれない。


 

  医療を発達させ生活環境をよくすると人口が増えます。

  今まで10人の子供を産んでも5人しか成人にならなかった国でも

  9人が成人まで生きられるような平和な世の中になります。

  しかし人口が増えれば当然食料の奪い合いになります。 土地も仕事も

 奪い合いになります。 全然平和ではないよね。 

 若者の人口が多い国は戦争に走りやすいという事実は歴史が証明し
ています。

  医療を発達させるなら子供は5人生めば十分だという知識も先に


 伝えなければなりません。

 

 5年先10年先のビジョンではなくて50年先、 100年先のビジョンを考えないと

 いけません。

 何万年もかかって作られた石炭やガソリンなどの

 化石燃料を産業革命からの

 200年で使い果たしてしまってはいけないのです。 

堀尽くした時には原子力に頼るしかなくなるかもしれません。


 ちょうど9人の子供が健康に成人になれるようになった国が

 その後に戦争に走るのと同じです。 

 神様が居るとしたら戦争で人口を減らそうとしているのかも知れま
せん。

 人間は学ばないと思われているかもしれません

 
 必要なのは持続可能なビジョンだと思います。

 山の真ん中に住んでいるとします。 

  冬に寒くなって家の周りから薪を集めます。


  春になってストーブにくべる薪は必要なくなります。

  春、夏、秋で木は成長します。 

  また冬になったらその一年で育った木を集めて家を暖めます。

  それなら持続可能な世の中です。

 もっと暖かくしたいとおもって、薪を使い過ぎると、

 1キロ先、2キロ先まで薪を集めに行くことになります。

 気がついたら薪を集めるだけでものすごい労働力になります。


 環境も破壊されます。となりの家と薪の奪い合いになります。 

 持続可能ではなく破綻した生活になります。

 持続可能な世の中の創造って日本人が一番得意分野だと思います。

  江戸時代だって270年続いたしね。

 徳川家康が考えたビジョンを今の我々が考えられない訳はないよね


 日本人が本気で考えれば絶対に創造できると僕は思っています。