2010年11月16日火曜日

PEOPLE


<写真は世界で一番有名なハーフマラソンがイギリスであって、
その時にボランティアとしてみんなで参加した時のものです>


ウチの学校はすべて自主運営で、ビルのメンテナンス、食事の準備、掃除、芝刈り、ガーディ

ニングにいたるまで、アフリカに行ったときに困らないように。

 ということで自分達で行っています。でもキチンとテーブルを拭いた後に、

すぐに他の人が汚してしまったり。

 料理の後片付けしないで、残してしまう人、

洗浄機にかけただけでまだ汚いお皿を平気で戻してしまう人。

 年齢、国籍関係なく、やっぱりそれぞれ問題は起こります。

 そしてみんな愚痴ります。

「ピープル(みんな)いくら言っても言うことを聞かない」

「またピープルがキッチンから食材を持って行ってしまった」

「またピープルが使ったシャベルやクワをもとに戻していない」

「ピープルがゴミの分別をきちんとしていない」

「ピープルがトイレを流していない」

 
 それぞれみんな忙しいから、できることとやりきれないことがあって

 そういう結果になったのだろうけど、あとから来た人やそれを管理

している人はやっぱり腹がたちます。

 

 でもよく考えてみたら、 作った食事を

「これ誰が作ったの?おいしいね。ありがとう」

 って言ってくれるのもピープル

「ダイニングホールの壁塗り替えたの誰? きれいになったね!」

 って言ってくれるのもピープル

「庭のガーデニングしてくれたの誰? 前からあそこきれいにしたかったんだ!」

 って言ってくるのもピープル

 知らないうちにテーブルを片づけてきれいにしてくれるのもピープル

 僕の終わった洗濯物を出すだけではなくって、乾燥機に入れ替えてくれるのもピープル

 
 結局は良いことも悪いこともみんなピープルしかできないということになります。


 動物は人間に「ありがとう!」「おいしいね!」って言ってくれないものね。

 
 ピープルのどちらの面と多く接することができるか、どれだけみんな

にありがとうって言ってもらえるかは自分次第なのだと思います。

 そしてどれだけ人の失敗を我慢する器を持っているかも自分次第

なのだと思います。

 ピープルは両方の面を持っていて、どちらを多く見るかは自分の

心なのだと思います。