2012年2月18日土曜日

目的があれば頑張れること

最近ちょくちょく中学校とか高校でバヌアツの活動の講演をさせてもらうの

 だけど、その中ではどうしても自分の人生については話すことがあって

 僕がよく行ってしまうのは

 「やりたいことが見つからないのなら、やりたくないことをやらないように

 したらそれが結局は自分のやりたいことなのかも知れないよ」
 
 といういい加減な発言です。

 まあ僕は現場の教師ではなくて、外部講師だからそういうことを言っても

 許されるのだろうけどね・・・・


 僕の場合なら、お勉強は全くできなかったし嫌いだったから体育だけ

 やってた、それで体育大学に行って体育の教員免許を取りました。

 大学では体育だけだったのでとても楽しかったのだけど、別にそれが

 自分のやりたいことだったのかといえば、今はボランティアとかやってるし

 大学受験の時にそれほど体育大学を考えていたわけでないんだよね。

 ただ高校で3年間アメフトをやっていたから、それを続けたかっただけです。

  でもそれで言うと少し矛盾があるんだよね。

 勉強は全くしなかったって言っても一応は日本体育大学とはいえ、英語、

国語、体育実技の三科目だからね。

 きちんと受験してるじゃん! 

 ってことになります。

しかも僕は一浪で一般入試、アメフトの推薦とかではないんだよね

 現役、浪人で15校くらい大学を受けて、日体大一校しか受かってないのが

 自慢です!

 ってことは英語と国語勉強してるじゃん!

 と言われると思いますが、浪人の時に考えていたのは

 「勉強は絶対にしたくない、でもアメフトで日本一になるには大学に

 入学しなければならない。ということは今やっている英語と国語は
 
 勉強ではなくてアメフトで日本一になる為の一つの手段なんだ、

 ウエイトをしたり、走ったり、戦術を覚えたりするのと同じことで、

 これがアメフトで日本一になることに繋がるんだ、勉強だと思わずこれも

 アメフトの一つだと思って頑張ろう」

 って考えて納得していました。あの時は日本一なんて考えてなかったかも・・・

  奇跡的に合格しますが、そこで運を使い果たしたみたいで大学時代は

 4年間二軍生活、そこで今度は当時僕を入社させてくた唯一の実業団

 の会社すかいらーくに入りました。

入社して新人だった時に洗い場で皿洗いを何時間もさせられた時にも思いました。

 大学でて皿洗いしてたら学費を払ってくれた親に申し訳ないけど、

 これを我慢すれるから安心してアメフトに集中することができるんだ、

 皿洗いもアメフトで日本一になるためにしなければならないことの一つなんだ

 って自分を言い聞かせたことがあったのを思い出します。

 その後9年間すかいらーくにお世話になったけど、9年間皿だけ

 洗っていたわけではないですけどね・・・・

 
  やっぱり好きなことがあれば人間嫌いなこともできるようになるのだと

 思います。

劣等感が人を育てる

前回は好きなことを見つければ頑張れる、

じゃあ好きなことはどうやって見つけるのか?っていうと、

それはやりたくないことをやらなければ自然とやれることだけが残って

それが結果的にはそれが好きなことということになる。

 と書いたけど、僕の場合は高校に入った時に全く勉強できなかったので、

生きている理由はスポーツだけだでした。

ようは部活でやっていたアメフトだけが唯一自分がこの世の中でできること

 だと思ってたんだよね。

 でもあの頃は決して真剣にやりたかったわけではなくて、

 単に

「これすらも辞めてしまったら自分には何も残らない、

 生きている意味がなくなってしまう」

 って思っていたことと、先輩が怖くて辞めさせてもらえなかったのがとても

 大きかったというのもあります。

 結果的に3年間、それほど前向きにやっていたわけではないけど、

 人間何か一つの事を3年間もやっていると、

 それなりに次の段階というかもっと高いレベルを見てみたいと思うのだとおもいます。

 そこで大学という次の道を思いついたんだよね。

 今思えばアメフトはそれほど高校時代にやりたいことではなかった気がします。

 単に自分が勉強できない劣等感から続けたところが大きかったです。
 

 もし中学時代にそれなりの成績を収めていて普通に中堅くらいの高校に入れていたら、

 部活なんて直ぐに辞めていたと思うんだよね。

 ってことは高校時代に持っていた劣等感が僕に3年間アメフトを続けさせてくれた

 ということになるのだと思います。

 
若いころに持っている劣等感は時に必要なのかなー? って今では思います。

エミレーツのナイフと原子力発電所の共通点

アンゴラから日本を往復したとき、行きも帰りもエミレーツ航空だった、

 アラブの大金持ち航空会社で今後世界で一番になる可能性もある相当影響力

のある航空会社だとおもう。

 全席にテレビ画面が付いているし、300本くらいの映画が見放題だし、

 日本字幕ももちろんあって、海外の飛行機会社にしては気が利いている。

そして海外の飛行機会社には珍しくCAの方々が美しいという基準で採用

 されている気がします。
  

今は国際線はどこも厳重にボディーチェックされるのはみんな

知っていると思うけど、エミレーツの面白いところは、

搭乗手続きでとても厳重に持ち物検査をするのに

機内食に毎回プラスティックではなくて、

ちゃんとしたステンレスでできた立派なナイフとフォークが出てくるところです。

 配られた時にその重量感に少なからずの手ごたえを感じるし、

 食事が温かいのに対してナイフとフォークは冷たいところに保管されている
 
 みたいで、ひんやりとした手ごたえがエアコンがきいた機内でひときわ

 存在感を示すのね。

 絶対にこれをもって搭乗手続きをしたらエックス線がピコピコ鳴って、

「お前相当な挑戦者だな」

という顔をされて没収されること間違いなしなんだけど

それくらい立派なナイフでお肉でもなんでも力を入れて

 ドンドン切れてしまいます。

それが機内で配られていることになんとなく違和感あるんだよね、配られた時に

「これ使ってハイジャックできちゃうけど?」

っておもってそういう自分の妄想を抑えるのに大変だったけど、

 いま冷静に考えれば僕が一人でナイフをかざして

 「今からこの飛行機をハイジャックします!」

 っていったらその時食事している周りの乗客もみんなナイフとフォークを持っている

 わけだから、みんなが僕をとめようとして、食事用のナイフで大格闘になるのだけど

 結局は300人乗りの飛行機なら他の299人の乗客もナイフもってるからあっさり

 取り押さえられてしまうな、そういうナイフは一人だけが持っているから

 武器になるんだな、って思います、思いとどまって良かったです。

 エミレーツがそこまで考えてあのナイフを配っているとは思えないですけどね・・・


話は少しずれるけど、

日本の原発もちょっと似てるところある気がするんだよね。

 安全なのかどうか?みたいな論議が絶えないけど、もし核爆弾持ってない国が

日本を攻めようとした時に、原子力発電所に9,11のようなテロ攻撃を

 したら日本は原子力で汚染されてしまうよね?だって津波で

あれだけダメージでてしまうのだものね。

ということはイラクが核を持っているかどうか視察しよう、

なんて言ってるアメリカ中心の意見に反対しなかった日本だけど、

飛行機の中で立派なナイフを配ってるエミレーツの人とやってること

同じだよね?

一方ではイラクまで攻め込んでいってものすごく厳しく取り締まってるけど、

他方ではとてもスキのあることを平気でやっていてそれに気がついてない。


 核を持っていない国にしてみたら、別に持つ必要はないよね、だって相手国が

 すでに原子力がここにありますって公表してるからね。

 なんか変だよね?

 この二つの矛盾をひとまとめのストーリーにすると

 エミレーツの機内で配っているナイフを使ってハイジャックをしてそのまま

原子力発電所に突っ込んだら、何の準備も無しにテロが完成してしまうのが

怖いところだよね。

 原子力発電所を賛成か反対かっていうのは偉い人たちが真剣に話し合って

 決めていることだからどうこう言うつもりはないのだけれど、僕みたいな

 何も難しいこと考えてない人から見るとエミレーツのナイフも原子力発電所

 もどちらも便利なんだけど、何か違和感を感じるところもあります。

 もしくは飛行機の中のナイフと同じようにすべての国が原子力発電所を配れば

 お互いに攻撃しないのかな? そんな一触即発的な思いをしてまで使う電気に

 どれだけの便利さがあるのかね? 空想が空想をつくって元がわからなくなって

 きたよ。とりあえず今の生活水準のままでも僕は十分幸せだということは

 こんな僕でもはっきり断言できます!