2010年9月23日木曜日

みんな良い子


 「問題児達と集うオリンピックゲーム2010」

っていうことなので、やっぱりそれなりに問題は起こるものだと

期待します。

 日本で色々な学校から問題児を500人集めて体育大会をしたら

 必ず、
 
「お前は今俺のことにらんでただろ!」

「お前こそ俺のこと見てだだろ!」

「だいたい、気持ち悪い髪型しやがって、この田舎もの!」

「おまえこそ、今どき何でリーゼントやねん!」

 みたいになって、掴みあいが始まるようなきがします。


 でもこちらはいたって平和でした。

 みんな純粋でした。

 その理由は、おそらく7割位の子供は、その子自身の問題というよ

りも、家庭に問題があって、学校に通えなくなっているからだと

思います。

 あとは、問題児とか不良っていうと、日本ではなんとなく「男子」

っていうイメージがあるけど、こちらは半分が女の子でした。

 家庭に問題があるのは女子も男子も関係ないからだと思います。

そして日本と違うのは女子と男子が以外と仲良しでした。

 日本の中学生くらいの年頃は恥ずかしくて女子と男子は一緒に話

したりしないけど、こちらは普通に友達として一緒にいます。


 そういう理由もあって、あまり暴力的にはならないのかな?

って思いました。 まあ僕の担当がマラソンと綱のぼりだったから

かもしれませ、サッカーとかバスケットだったら少し違ってたかな?


 っておもいます。

 あと不思議なのは、タバコ吸っても大丈夫なことです。

 ふつうに中学生くらいの子供たちがタバコを吸ってました。

 日本みたいに隠れてではなくて、先生達と一緒にいるときに

吸ってます。 それは認められているみたいで、悪びれもせずに

 吸っています。

 日本の中学校みたいに校舎の裏とかで吸ってる姿はなかったです。


 攻撃的なのはどちらかといえば先生達でした。

 「うちの学校は今は何点?」

 「今のは絶対に得点だった!」

 などとやたらと要求してきます。

 生徒たちよりも先生達のほうがよっぽどムキになってました。

 そういうところも憎めないきがしました。

 

 

入国審査


 うちのチームは現在10人、ロンドンでの出国審査もデンマークでの入国審査も

ヨーロッパ人はヨーロッパ人用のカウンターに並び、

アジア人、ブラジル、メキシコ人はそれ以外のカウンターに並びます。

みんなパスポート片手に少し緊張気味に並びますが、カリンが心配していたのは

メキシコ人のエリック、

デンマークとメキシコは何の関係があるのか分からないけど、

あまり仲が良くないらしくて、ロンドンで出国できるのか心配でした。

案の定エリックは呼び止められてどこかに連れていかれましたが、

何事もなく合流、


理由は飛行機会社のカウンターにチェックインした時に

きちんとスタンプをもらっていなかった

という、まったく政治的ではない理由でした。

 
ちなみに僕は意味のない笑顔で無事に入国に成功


300人くらい乗れる飛行機に


みんなが凄い勢いで乗ろうとするので、「なんでかな?」って思っていたら、

なんとこんなに大きな飛行機なのに、

バスみたいに早いもの勝ちで席を取る為でした。

久々にバヌアツを思い出しました。24人乗りに30人位載ってたからね。
 
一人席が6席あったのだけど、

その人たちは全員他人の子供を抱っこさせられていました。

まあ小さな島まで1時間くらいだったし、

週に2便しか飛ばない飛行機だから仕方ないのかな?

っておもってました。

 しかしここはデンマーク、もし席がなかったら、

僕が誰かに抱っこしてもらえるわけもなく、

少し焦り気味で入りましたが、なんとか席はありました。