2010年7月14日水曜日



  今のボランティア活動は募金を集めたり、活動のマガジンを200円で売ったりするほかに

  古着を集めたりします。

  とりあえずイロイロな車を運転します。 しかもイギリスは車検ないみたいで、

古い車も沢山走ってますし、キツネやウサギ、トラクター、

時には馬も普通に街中を走っています。馬を抜かす時はこっちが緊張します。

今回はいろんな車を運転した経験を書きます。

  まず間違えてはいけないのが、日本で言う軽油はディーゼルと呼ばれていて、

レギュラーガソリンとハイオクはアンリミテッド95、

または97とい呼ばれていること、

アンリミテッド95、97は混ぜても問題はないけど、

もしディーゼル車にガソリン入れたら壊れてしまいます。
 
 だからそれは絶対に駄目、

そしてそれぞれの車で給油口が右だったり左だったりするので、

ガソリンスタンドに入る前にきちんと確認しておかないと、

一端中に入ってしまうとなかなか切り返すのは難しいです。

そしてほとんどの車がマニュアル車なので、たまにオートマチックを運転すると、

左足がクラッチを探してしまって、おかしくなります。

 そしてウィンカーがまた難しい、日本は普通は右だけど、

こっちは右ハンドルなのに、左がウィンカーで右がワイパーになっていたりします。

 「何のため?」って思うけどそうなってるから仕方が無い。
 
ウィンカー出したつもりが、ワイパーが動きます。

特に午前と午後で違う車を運転すると相当戸惑います。

頭でわかっていてもからだは自然に動いてしまいます。

 それでもまだ日本人はましです、イギリスは左側通行で日本と同じだから、

世界で左側通行なのは日本とイギリスとあとアジアにもう一つくらいありました。

でもヨーロッパは圧倒的に右側通行です。

 時々駅まで新しいボランティアの参加者を迎えに行ったりしますが、

みんな助手席に座ろうとして右側のドアに向かいます。

 ドライバーの僕も右側の運転席のドアに向かうので、

 「イギリスは運転席右なんです」

 っていうと、みんな驚くし、その後に学校に着くまでも何か変な感じみたいです。

 「日本も右だから、僕は大丈夫なんです」

 っていうと、みんなそれにもおどろきます。

 そしてイギリスの信号は黄色から赤に変わりますが、

その後に青に変わるときに、一度黄色になります。

だからもし回りに全く車が居ないときに信号が黄色だったら、それは信号が

 赤になる前の黄色なのか、青になる前の黄色なのか一瞬戸惑います。

 でもほとんどの場合は、周りの車の動きで判断できます。

  でもマニュアル車だと、サイドブレーキを引いて信号待ちをしている時など、

黄色で一度知らせてくれると、サイドブレーキをおろしてロー

に入れる時間があるので、気持ちは楽です。
 
 基本的にイギリス人は全くクラクションを鳴らさないので、

少しくらいスタートが遅れてもだれも怒ったりしません。

 オートマチック車なら問題ないけど、マニュアル車だと、

ヨーロッパ出身者は普段は右手でギアを変えているから、それは殆ど不可能になります。

 こないだ運転した古いベンツのワゴンは日本でいうセカンドギア

のところにバックギアがついていて、バックに入れる時はギアに付いているリングを

握ります、そうするとバックに入ります。

 それって外車では普通なのかもしれないけど、相当戸惑いました。




 極めつけは先日にそれぞれの町に置いてある20個のコンテナを

ナビを使って調べながら一日かけて回るときの事です、

 朝一番にその日に回るルートとランチとコーヒーを準備して、

デンマーク人のレベッカと一緒にスタート、ナビに最初に回収に

行くコンテナの郵便番号を打ち込もうとした時、画面が全てスペイン語になっていました。

 前日に運転したエリックはメキシコ人で彼は

スペイン語に設定を変えてしまっていたのです。

 言語以外の設定ならなんとなく画面でわかるけど、

完全にスペイン語の画面は何が何だかわかりません。

 食堂にいたブラジル人のアルツーはスペイン語に似ている

ポルトガル語だから少しわかるということで、20分頑張ってもらいましたが、

今度はナビがドイツ語を話しだしてしまってアルツーも断念、

ドイツ語なら読めるというルイ―スに頑張ってもらったけど、それも結局無理。

 最終的にはデンマーク人のレベッカがドイツ語なら少し理解できる、

ということでとりあえずレベッカがドイツ語のナビを僕に英語で通訳しながら

 一日働くことになりましたが、

普段の倍の時間がかかって恐ろしく疲れた一日になりました。