2010年12月9日木曜日

自分のペース

 昔にウチの姉と話してことがあったんだけど、

小学校とか中学校時代に修学旅行に行くき、

何故か一番後ろの一列で5人座れる席にクラスの中の権力のある

グループが座ることになるのはどこの学校でも同じことだと思います。

 そしてその後ろのみんなが補助席なんかでトランプとかしているのを見てなんとなく

 「私もあのグループに入ってみたいなー、なんて思っていたのが僕達だったよねー」

 ってはなしたことがあります。

 子供の頃ってすぐに他人のほうが良く見えたし、

目立つ人たちがうらやましく思えたりしたしね。

 でも大人になってわかったけど、

自分はそういうタイプの人間ではもともと無かったということ、

 今ならわかります。

自分が一番後ろの席でみんなに気を使って楽しいふりをして騒ぐよりも、

自分の好きな友達と前のほうでゆっくりと外の景色を楽しみながら

お菓子でも食べてるほうが自分らしいということを。

 それが自分だということが今ではわかります。

でも子供の頃はなんとなく、

「騒がしくて盛り上がっているほうが楽しいのだ」

 って思ってたんだよね。



 観光に行くときもそういう価値観が出るよね。

とりあえず特急に乗っていち早く目的地について、

ガイドブックに載っている、

見るべきスポットをすべて回って記念撮影をするのが好きな人と。

混んでいる特急よりも座れる各駅停車にのって、のんびりと目的地について、

自分の気の向くままに一日を過ごして帰ってくるのと。

 
 まあその中間で自分の行ける範囲内でなるべく多くのスポットを見

るのが普通なんだろうけど・・・・・

そういう自分の価値観がわかってくるは僕達兄弟は20代後半くらいになってからでした。

お互いに同じような感情を持っていて、クラスの中心のグループには

入れない自分はだめなんだ。

なんて思っていたけど、今思えばそういう性格出なかっただけで、

のんびりして観光するだけで僕たちは十分に満足な性格だということ

がわかってきました。

 人生は観光旅行ではないけど、

 あまり無理せずに自分のできる範囲で進みたいと思います。



「大人は自分の価値観がキチンとあるから人と比べることはしない

人と比べて自分のほうが良いと思う人間は自分の価値観がしっかりと

していない子供だ」

そういう価値観が今ではよくわかります。