今から3年ほど前に親父が亡くなる時、ウチの姉は三人目を妊娠していてちょうど
5カ月くらいだった。
長男、次男のときは早めに親父に知らせていたし、親父もそれを生きがいにしていた、でも三人目の時は
僕も姉も親父には伝えないというのがなんとなく二人の暗黙の了解になっていた。
親父に伝えても体の弱っていた親父はその子に会うことができないだろうという気持ちと、
家族の優先順位のなかで新しい子供のことよりも親父の最後のほうが大切な気持ちがしていたのかもしれない。
だから無くなった親父の中では自分の孫は姉の産んだ二人の男の子だけになっている。
親父が無くなった後に無事に三人目が生まれ。これもまた男の子で元気に育っている。
その子が産まれたばかりの頃に姉は
「赤ちゃんがずっと天井を眺めているときがある、私には亡くなったお父さんと話しているように見える」
と言っていた。 一人がこの世を去れば、新しくまた一人が産まれてくる。
自分もそのサイクルの中にいるのだな。 と思うと少し安心したような気持になる。
そしてその姉は今日4人目の子供を産んだ。待望の女の子だった。
親父は僕が海外にいるときにいつもこのブログを見ていてくれた。
だからここに書けば親父が何処かで見ているような気が今でもしている。
お父さん、孫の数はお父さんの知っている倍の人数になりましたよ・・・・・