2011年3月7日月曜日

平凡で非凡な日曜日


 <写真は水場から見える学校と農園の風景です>

日曜日なので水場に洗濯に行った。

 ナイススミス、ゴメシュ、ジョニートの三人が先にいて、

 ナイススミスはラジオの音楽に合わせて上半身裸で静かにずっと

踊り続けていた、ゴメシュ、ジョニートは洗濯をしていた。
 
ラジオからかかっている曲はレディー・ガガ

 その後はアメリカのヒットソングがずっとかかっていて、

  ゆっくりと踊っているナイススミスと洗濯の二人が話している内容は

 デモクラシー、アメリカ、アンゴラ、テクノロジー、アジア、中国、

日本、教育、お金、など聞き取れたのはそんな感じだけど、

雰囲気からいって民主主義について話しているみたいだった、

 


  「アンゴラ人が日曜日にアメリカンポップスに

    乗って踊りながらポルトガル語で民主主義について真剣に話しているのを

    洗濯しながら横で聞いている日本人の僕」



地球は果てしなく広いのか狭いのか理解に苦しむなー、

と思っていたらレディー・ガガが終わった直後のラジオのコマーシャルは

いきなり元気の良い中国語でした。
 
「これもまたありだよねー」

っておもいながら、気がついたらポルトガル語のラブソングが

流れているみたいで、三人はうれしそうに合唱していました。

 その後にトレイシー・チャップマンという僕が中学校の頃にはやった、

曲の少し新しいバージョンの曲が流れていて、

なんとなく懐かしかったし、

あの頃はまったく歌詞とか理解していなかったけど、

今英語で聞くと少しだけ意味がわかるようになったなー、

と自分も少し変わったんだなー、と感じながら、

気がついたら三人は洗濯が終わって戻っていき、

時間は午後の1時、強い日差しだけど、

乾いた風が吹く水場の空気はなんとなく気持ちよくて、

木陰でしばらく風に当たっていました。

 「人種も大陸も言葉も時間さえも混ざりあう世の中なんだなー」

  寝坊して、何をするにも中途半端な時間だから、

とりあえず洗濯して昼飯まで時間つぶそう、

っていう本当にごく平凡なよくある日曜日の風景なのに、

これだけの事が混ざり合っているんだなー、
 
三人がラジオとともにいなくなって静まりかえった

アンゴラの水場でしばらくボーっとして今いました・・・・
 
 なんとなく良い日曜日でした