2012年3月8日木曜日

土地に対する気持ちって

今は東京で母親と一緒に住んでいるんだけど、両親は母親の実家が新宿区

 親父やは山口の下関、親父が学生の頃に東京で出会って結婚したんだけど

 親父の就職先が大阪だったので、僕と姉ちゃんは大阪で産まれました。

 今は親父は亡くなって母親は新宿区に戻ってきてるので、

僕も母親と一緒に新宿に住んでいますが、仕事で

「ご自宅どこですか?」

 って聞かれたら、

「新宿区です」

 って答えるんだけど、

「家賃高いでしょう?」

 って聞かれるので

「実家なんで大丈夫です」

っていう会話になるんだけど、相手の表情に少し違和感があるんだよね。

「なんでこの人関西弁なの?」

 この場合は実家はたとえ母親が東京に住んでいても産まれた大阪になるのかな?

 ちなみに僕は大阪で育ったけど、母親は東京だから納豆とか普通に食べれるし、

 たこ焼きを週に一回家族で食べる習慣は無かったし、

 母親の関西弁は僕と姉が学校に行くようになって、僕達から習ったものです。

 基本的には子供は関西弁ですが、母親は関西弁は今でもあんまり上手ではないです。

 
 
 この関西弁に対するリアクション現象はたまに学校で

 協力隊の話をさせてもらうときにもおこるんだけど

 僕が話しだすと生徒がヒソヒソ話を始めます。そのほとんどが僕の

関西弁のせいです。だから僕も気がついて

「ごめんね19歳まで大阪にいたから関西弁だけど許してね!」

 って言ってます。

そして教室に入って僕が話し出す前のヒソヒソ話の7割くらいは

「あの人はオードリーの春日に似てる」

 です、日本に帰ってきてから太ったから春日に似てるんだよね。

 髪型も似てるし、自分でもうなずけます。


 
 僕は19歳まで大阪だったけど、

大学一年の時は大学の学生の為の寮のある世田谷区、

2年、3年は今住んでる当時はまだ生きていたばあちゃんの家のある新宿区、

大学4年は今度はアメフト部の寮のある世田谷に一年間戻りました。
 
その後にすかいらーくのアメフト部に入社したので

 グランドのある埼玉の川越のほうに5年間住んで、

 アメフト部がオンワードと合併してからはグランドのある神奈川県の

 相模原市に4年間、でもその間2003年、2004年はそれぞれ春に

 ハワイのプロチームに所属していたのでそれぞれ5か月ワイキキにいました。
 
引退後は少しだけ都内に潜伏してたけど、親父の入院で大阪に3カ月ほど戻り、

その後は長野に協力隊の研修にまた2カ月ちょっと、

その後にバヌアツタンナ島に2年間、

 帰国後大阪に一年間、

 その後にイギリスに一年、、

 アンゴラ7カ月、

 アンゴラから帰国した時はすでに親父は亡くなって大阪は引き払っていたので、

 東京に戻ってきました。
 
 だからだと思うんだけど、バヌアツでもアンゴラでも、イギリスでも

 「日本が恋しいだろ」

 って言われるけど、土地に関する懐かしさって無いんだよね。

 バヌアツにいた2年間はなぜか帰るのはその前に4年間住んでいた

 相模原だったような気がしていて

 帰ったらいつものスーパー行って刺身買いたい!

 何時も行ってるアウトレットに行って買い物したい!

 ってついつい思ってしまうんだけどそのたびに

 「帰国するのは相模原ではなくって大阪なんだった」

 って思いだして変な気分でした、

イギリスに出発する時は大阪のマンションを引き払ったのちに東京に荷物送って

成田から出発したけど、その直前までは大阪に住んでいたし、
 
出発する前と帰国する時の家が違うと海外にいる間にどこを懐かしんで良いのか 

 今まで住んでいた大阪なのか? 

 今現在に日本で荷物を置かせてもらっていて帰国後に帰る東京なのか? 

 わからなくなってきます。

 だから結局は人は恋しくても場所は恋しくはならなくなってしまってます。

 正直に言うと人よりも一番恋しいのはどこにいっても和食だったけどね・・・

 たまに昔住んでいたあたりを車で通ったりすると

 「俺はこんなところに数年住んでいたんだなー、あれほど思い出あったはずなのに

 道もお店も全く思い出せないなー、そういうものなのかなー」

 って不思議な気持になります。それが懐かしいってことなのかもね・・・・
 
 こんな経験書いても誰も面白くないか?

今日、若者から学んだこと

ちょっとまじめに仕事しなくてはいけなくって、部屋の中だとどうしても集

中出来ないので朝から図書館に行くことにした、家から5分くらいでいけてしま

うからね。

図書館の自習室はガラガラだったんだけど、パソコンを使っても良いところは

満杯で、割り込みにくい雰囲気だったので、しばらく本でも読んで時間をつぶそ

うかな?

って思ったけど、図書館は朝の9時にあいたばっかりなので、

10時半には誰も出ていかないだろうな、っておもって、

贅沢だけどそのまま隣の駅まで歩いて何処か喫茶店に入ろうと思ってぐんぐん

と歩いて行きました。

 何回か行ったことのあるおひとり様用みたいなカフェがあって

そこは2階もあたんだけど、今までは一階しか行ったことが無かったんだよね。

 11時にあいたその店に11時10分くらいに入ったんだけど、

若い男の店員さんが二人で準備してました。

 「2階に行っても良いですか?」って聞いたら

「どうぞ、どうぞ」

 って一緒に階段を上ってくれました。

 「二階初めてですか?テーブルとカウンターがありますのでお好きなところ
 どうぞ」

 って言ってくれました。

 二階からだと川が見えてとても解放感があるし、

しかもみんながパソコン繋げるように、

タコ足配線がおしゃれに固定してあるんだよね。

 偉いなー、っておもってコーヒー頼んで、パソコン開いてたんだけど、
 
コーヒー持って来てくれた時に
 
「二階どうですか?気にいってくれましたか?」

 って聞いてくれたんだよね。

 「イヤー、素敵だよ、眺め良いし、落ち着くし、とっても良いよ」

 ってお礼を言ってそこから30分くらい僕にしては集中して作業してて、

 結構はかどってる最中にフッと何故か思ったんだけど、

 「たぶん2階が素敵なんじゃなくって、そのことを気がつかせてくれたあの

 店員さんの接客が素敵だったんだ」

 ってヒラメイタっていうか気がついたんだよね

 伝えたほうが良いかな?って思ったけど、

僕の場合そういうカッコつけてこと言おうとするとロレツが回らなくなって、

カッコ悪くなるからどうしようかなー

なんて思いながら一時過ぎに一階でレジしたんだけど、

ドキドキして下りて行ったワリにはその人はもう働いて無かったので、

伝えれなかったんだけど、

 若い人でも立派な人いるなー、って最近思うこと結構あります。

 ちなみに僕は老人が多いフィットネスクラブにも通ってるんだけど、

 そこの老人達も一緒にロッカー使ってたり、シャワー浴びていたりすると

 とても礼儀正しい人がいます。

  団塊世代より上の人だから70歳くらいなのかな?尊敬できます。

 でもそういう人から見たら僕だってマダマダケツの青い若造なんだろうな。

 「最近の若造もなかなかしっかりしてる奴がいるもんだな!」

 って思われるように自分も行動しないとな。 なんて思いました。