2012年7月12日木曜日

本当のプライスレスって何だろう

 日本で宝石を買いに行くと気にいったデザインは大抵高い、だから安くてソコソコのをとおもって選ぶと、なんか悲しくなる、みじめになる。途中から疲れてしまって 高い物=良い物 
となって自分の美的センスは関係なくなってしまう。

結局は高いのを買っても無駄使いをしたと後悔し、安いのを買うと「もっとお金があったら」と思って寂しくもなる。


 バヌアツの小さな離島の海岸で綺麗な石を探したときは胸が躍った。この砂浜で一番綺麗な石を探してやろうと思って夢中で探した。どんどん良いものが見つかってポケットがいっぱいになっても何も問題はない。最後に一つを選べばよいからね。 純粋に自分の好きな石を自分の五感を使って探すことができた。

 どっちもやっていることは同じ、気に入った「石」を一つ探しているだけなのだけど、金額という価値観が付いてくると純粋に自分の五感とか美的感覚を使うことができなくなってしまうのは悲しいものだと思う。


  日本の生活は貨幣社会なのでお金はとても大切だと思うけど、自分が一番美しいと思うものを見つけ出せる気持ちは年をとっても持ち続けていたいと思います。