2012年8月11日土曜日

日本とアフリカの旅行の違い

先日にアフリカから帰ってきた協力隊員に話を聞いたら

日本の凄いところは旅行に行く時に
(例えば東京から東北に行くとして)
その間にまったく誰にも道を尋ねずに行けてしまうところだ。
 と話していました。
 看板がきちんと整備されていて、切符だって新幹線やバスのシステムだって統一化されているし、いざとなればスマートフォン見れば人に聞くよりも早くて確実な情報が入ってくるものね。

 アフリカならいろいろな人に聞きながら、一緒に考えてもらったり助けてもらったりして目的地にたどり着くので、その感動も大きいし、到着を待ってくれている友人との再会も感動的だし、一つの旅で経験することも多くなる。

 日本人の追求してきた便利さにアフリカから帰国してきたばかりの私は今は違和感と物足りなさを感じている。
 と話していました。 

なるほどー、確か自分にもそういうことを感じた時期があったなー、と日本社会にどっぷりつかってしまっている自分が少しさみしくなってしまいました・・・

金メダルかジャイアンツの選手か?

先日に後輩が言っていた

「ジャイアンツの選手よりもオリンピックの金メダリストのほうがよっぽど素晴らしいけど、今の物質主義の中では結果的にお金を多く稼ぐプロ野球選手のほうが勝ち組になれるのはおかしい」

 この話を聞いた時になるほどなー、とは思ったけど、まあ僕の素直な気持ちとしてはプロ野球選手もオリンピック選手もどっちも同じくらい素晴らしいのに、入ってくるお金の額が圧倒的にプロ野球選手が多いということに不満を感じるのだろうな、と思いました。

 でも金メダリストの良いところは日本人の好きな
「パッと咲いて、パッと散る」
という面もあるよね。意外とみんな普通の人、だからメダルをとった時にインタビューなんかもプロ選手とは違って言葉になってなかったりする。それが日本人の感動を呼ぶのだと思います。ある意味高校野球みたいな感動があるよね。

 応援していた家族もみんな普通の人、どこにでもいるような田舎の人で、この人はきっと子供がオリンピックに出なかったら一生海外旅行なんて行かないのだろうなー。っていう見ていて微笑ましい家族もいるよね。

 でもトータルするとどっちが良いのかな?って考えると
また不思議な気持ちになります。

 プロ野球選手は引退後はみんなどんなことをしているのだろうね。

 年収とか高いから現役の頃は良い生活しているけど、引退後
 にそれと同じ収入が得られるわけではないし、今までのプロ選手としての充実した生活は終わってしまって、普通の人になってしまう。プロ野球選手だったから仲良くしてくれていた知り合いなんかも少なからずいるだろうから「元プロ野球選手」になってしまうと離れていく人もいるだろうね。

 子供の頃から野球中心の人生だったから野球という土俵の上では強いけど、それ以外の仕事の場所ではどうなのかな?
 元プロ野球選手だったという「ピエロ」的な仕事はあるだろうけど、そんな見せ物的な仕事で満足するような事はないだろうしね。

 まあどちらもスポーツ選手である前に自分という一人の人間である。という気持ちが無いといけないのだろうね。
 スポーツは自分の人生の大切な部分ではあるけれど、家族があって仕事があってスポーツがあるという三本柱を形成することを忘れない事が大切なのだと思います。

 ここではやっぱり前回にも書いた「武道」というスポーツを通じて以下に人格形成をしておくか、が引退後の人生を左右するのだと思います。