2010年7月28日水曜日

自信を持って嘘ついて良いよ



 <もちろんこの写真は中学校三年生ではありません、
たぶん小学校3年くらいですが、頭の中身は中三でも同じだったとおもいます>


 第二次ベビーブームの僕は同級生が320人、

 僕は中学三年生で成績が300番目。

 高校受験は専門学校を視野に入れながら、私学に絞っての挑戦でした。
 
 私立学校は学力と試験と面接があります。 

 中学の先生と一緒に面接の練習もしました。
 
 
 「なぜこの学校を選びましたか?」

  って聞かれたら

 「山に囲まれて自然が美しく、勉強するには良い環境だと思ったからです。」
 
 
 「高校生活では何をしたいですか?」

  
 「僕はスポーツが好きなので部活に入ってスポーツを頑張りたいです」

 
 「中学校ではどんなことに熱中しましたか?」

 
 「友達をたくさん作りました、友達とキャンプに行ったり、スポーツをしたりしました」

  
 そんな練習を先生と一緒にしましたが、でも気持ちの中では
 
 僕には選択肢が無いからこの高校をえらんだんだ。 

 うちの学区内で一番低いレベルの
 
 普通科高校ってことぐらい高校の先生だって知ってるはずだ。

 って思っていました。少しふてくされて、先生に。

 「なんか嘘ついてるみたいで嫌だ、

 相手の先生だって僕に選択肢が無かったことくらい知ってるはずだ、

 嘘つくと逆に緊張するし、落とされるような気がする。」

 
 って言いました。どうしようもない生徒だったと思います。
 
 そしたら先生が教えてくれました。 
 

 「お前は間違っている、高校の先生達はお前に選択肢が無かったから

 私学に絞ってこの学校を受けていることくらい知っている。

 だからこそ高校の先生達は確認したいんだ、

 こういう大切な場面できちんとお前が嘘をつけるかどうか、

 そういうことが人生のなかでは大事なん

 だから心配しないで安心して嘘をついてきて良いんだよ」

 
 「そっか、高校の先生達だって知ってるにきまってるよね」

 
  そのアドバイスのおかげで僕には難関だった普通科高校に無事に入学できました。



  人生って本当に不思議だな、ってつくづく感じます。

 あのアドバイスが無かったらきっと 緊張しておかしなこと言って落ちてたかもな?

 って今でも思います。中学校の先生ありがとうございました。