2014年12月25日木曜日

世の中に貢献した人達への感謝の気持ち

 大学教授には定年が無いので、学生にアンケートを取り、結果が悪ければ引退して後任に譲るべきだという提案はいつも現役の教授達に却下されて、決まらないということだった。
しかしそれがこのたび無事に決まった、そしてその第一条件としてあげられたのは

「今いる教授にはそのルールはあてはまらない!」

ということ。 最初に聞いた時には呆れたけどその後にずっと考えていると、この判断は悪くないということ。

以下は私の妄想だから本当ではないけど

世の中には歯が3回生えかわる薬が作れなくは無いかもしれないしかしなぜその研究がなされないかと言うと、その研究を行うと全国の歯医者さんが仕事を失うのでタブーとされているとのことだ。
 
最近クリスマスでいろいろなところでイルミネーションが美しいけど、その時にふと思ったのが、LED電球は長持ちして環境にも優しいということだけど、そもそも本当に  優秀な人なら電気を使わなくても光る電球をつくることができるのではないか? 


ガンの治療だって、もしすべての癌に効く斬新な治療法が発見されたら、これまで日本の医療の中心だったガン治療に携わるすべての医学者が職を失ってしまう。

波の力だけでものすごい量の電気が発電できるようになれば原子力やガソリンを使って発電所のタービンを回す必要がなくなるので、ガソリンの価値は下がるし、それまで原子力発電に関わって働いてくれていた人達は職を失ってしまう。

世界がもっと平和になって軍隊はもういらないとなったら、軍事産業に関わっていた人たちは職を失うかもしれない。

だからあまりにも大きなマーケットで社会にインパクトのある発明に対しては暗黙の力で
タブーとされているのかもしれない。

日本のように転職が難しく、終身雇用で働いていると自分のいる業界が無くなってしまうことは生きるすべを失うことになるのだと思う。

でもそれが人類にとって良いことなのかというと長いビジョンでは自分たちの生活の首を絞めている。

本当に自衛隊のいらない社会ができたなら、自衛隊は解散するけど、これまで日本を守ってきてくれた自衛隊員の生活は今後もすべて社会が保障という判断が必要だし、癌の革命的な治療薬がつくられたとしても、これまで多くの人の命を救ってきた癌治療に携わる人の人生や生きがいは社会が責任をもって守るべきだし、そういう判断をしていかないと本当に良い社会にはならないかもしれない。
 
そう思うと大学教授たちが新しく作ったルールは素晴らしい決断なのだと思う。

今まで貢献してきた人達を追い出すのではなく、その人達の幸せもきちんと考えた上での判断ができる、そういう判断ができる人が出てこないかな?

最初は「えっ!」と感じた判断ですが、やはり大学教授は一歩先を進んでいるのかもしれません。