仕方ないから僕は犬の朝晩犬の散歩に行くことになった。
犬が野グソをした、でも今の時代は持ち帰らないといけないらしい
仕方が無いから家にもどってビニール袋を持ってきて、
やわらかくソフトに握りながら家にウンコを持ち帰った、
そらった大阪ではウンコではなくてウンチというのが子供達の間で
ビニール袋一枚でウンコと僕の指は触れ合っているのだが、
「ウンコ爆弾」というのが流行った、
るのだ、
を深めあうのだろう? ウンコに爆竹を指してまさしくウンコ爆弾にしてたりもした。
そのビニールに入ったウンコを家の水洗便所に流す。
石が突き刺さっていたけどそれを取り除く勇気は無いのでそのまま
小型犬のウンコはヒラヒラと回りながら水洗便所に吸い込まれてい
その時にまた記憶が蘇った。 子供の頃には毎回ウンコが流れていくときに
「ウンコさんさようならー」 と手を振っていた。
思わず心の中で「さようならー」と思ってしまった。
バヌアツの頃に一緒に生活していたスパイダーという犬は、
行くときは僕を守らなければいといけないと思っているようで、
まで全力で走り、
僕が彼に追いつくともう一度15メートル先まで全力疾走をすると
犬だった。時にはいったん僕の後ろまで周り、
というとても忠誠心のある犬だった。 その彼が急に30メートル先まで全力疾走する
ことがある、ウンコのときだ、彼は僕の歩調を考えて、
その間にウンコを済ませようとするのだ、彼がウンコをする時間、
を彼に追いつくまでに歩く時間だと彼なりに計算しているようだっ
30メートル先で始まった彼のウンコは丁度僕が彼に追いついた時
されており、その間の彼の必死な形相にはいつも笑わされた、
肛門をこちらに向けているのが少し気になってはいたが、
必死で気張る彼の顔には危機迫るものがあり、
という意地悪な気持ちになったこともあった。
だいたいは僕が追いついた瞬間に彼のウンコも終わり、
僕の15メートル先まで全力疾走してくれる。
その30メートルの間の彼の表情には飼い主を守るミッションと、
ミッションの二つのミッションのハザマで限界の勝負をしてるとい
尊敬に値する一面があった。
その頃にロカタイ小学校に居たテツヤはカバというバヌアツ人が夕
木の根っこを煎じて飲むのみものと、彼の学校が長期休暇に入り、
畑で使う井戸水を飲んでいたことも会って、常に腹を壊していた。
飼われていたので、
一日に何回ウンコに行ったかを報告してくれるテツヤはその顔色の
生き生きとしているように感じた。
テツヤの次にバヌアツにきたヒロもそうとう下痢に悩んでいた。
今思えばあの島は火山島だったので、地中に入った水には火山灰から入る
カルシウム分の多い水になっていたのだと思う。ペットボトルに水をためるとふちに白い
カルシウムのかたまりのようなものがたまっていた。
そういう自分も一人で島に入った時には下痢に悩まされ、朝一番の体育の授業などで
逆立ちをすると下痢のための脱水症状なのかめまいがすごくて星が回ることが
よくあった。 一か月も下痢が続くとすでに治すことをあきらめてしまって、せめて出口くらいは
清潔にしておきたいとおもって、出口の毛をバリカンで剃ってしまったこともあったなー
あの頃おれたちは食べる話と出す話で友情を高めあっていたのだとおもう・・・・
パート②に続く・・・・