2010年11月10日水曜日

この半年間のまとめ④

 話は少し変わりますが

 良くこちらの先生が言っていました。

「我々はキチンを教育された人達なのだ、

しかしアフリカでは低い教育しか受けていない人にであうかもしれない、

彼らは尋ねることもなくあなたのストレートの髪を触るかも知れないし、

恥ずかしげもなく物乞いしてくるかもしれない、

賄賂は生活の中では当たり前だし、何かあっても警察に頼ることもできない、

警官は事件が発生したら知らぬふりしてそこから

一番に立ち去ることが仕事なのだ、

だから我々の常識は通用しない、最初は驚くかもしれないが、

彼らを教育することが私達の目的であり、仕事であるので、

それに染まってはいけない」

 
 まあそんな感じだったと思います。

 でもキチンと教育された人間である我々は低い教育しか受けていない彼らに

染まってはいけない。というのであれば日本人は西洋人よりもさらに

高い教育と文化を持っているのでは? 

と疑問に思ったこともありました。 

 基本的に会話をするときに

「相手の気持ちを考えながら話す」

という技術は相当に高度なことなのだと聞いたことがあります。

確かに外国の人と話していると

「この人は場の空気読まないな・・・」

 って思うことあります。僕個人としてはそういう人が意外と

好きだから良いし日本にもそういう人が沢山いることはみなさん

知ってのとおりだとおもいますし、

そういう自分が一番空気が読めない人間だということも

僕自身も十分に存じておりますが、
 
日本には僕を中心として2割くらいの人が空気が読めないとすれば、

西洋では4割くらいとその比率は倍になります。

 そして意外と空気を読むのがインド人だと僕は思います。

イギリスで出会ったインド人達は最初にキチンと相手の話を

聞いてからそれに対して返事をします。
 
「一方的に話してから相手の反応を待つ」

という西洋的な話し方をする人は少なかったです。
 
特にイギリスに移民としてわたってきて苦労して生活を築いてきた

人達だから謙虚なのかも知れませんが、

僕が以前に持っていたインド人のイメージはイギリスで変わってしまいました。

 話を戻して、低い教育の人に染まってはいけないと

西洋軍団が日本人に言うのであれば、僕は小さな声で言いたい

「私たちはあなた達のような思いやりのない文化に染まる気はないのだ!」

 うーん、絶対に口に出して言えない、でもたまに思いました。

いくら自己主張しないといわれて

「耐えざることにも耐え、忍びざることにも忍んだ時・・・」

 絶対にあなた達のような下品な文化は受け入れない

だって日本の技術は世界一だし、ビジネスでもしっかりと結果出してるし、

戦争に負けても、なんと批判されようと結局は私たちは勝者なのだ、日本には

「沈黙は金なり」

 という言葉があるのだ!

 ってそういうときだけ負け惜しみのように一瞬思いました。
 
あくまでも僕の負け惜しみですどちらが良いのかはまだわかりません。

 

この半年のまとめ③

 ってここまで書いて思ったけど、僕の好きな言葉の一つに

「目立たず大活躍!」

 というのがあります。それが僕の理想とするリーダー像です。

 途上国では特に大切だと思います。

 「俺のはこのプロジェクトでこれだけの仕事をした!」

 っていうよりも、現地の人をリーダーにして、そのを中心に

プロジェクトを遂行して、いつかは自分はそこから去っていく役割

 その人が去って初めて

「今思えば、あの日本人の役割は大きかったな」

 と気が付かれる存在それこそまさに

 目立たず大活躍!なのだと思います。