2012年1月22日日曜日

島は素敵


 <写真は12月の新島の海です、一日ゆっくり見ていたい気分でした>


先日青年海外協力隊の講演のお仕事をもらって新島の中学校に出張してきました。

 新島は東京都なので先生達はみんな東京都の職員です。

  調布からバヌアツを思い出すような30人乗りの飛行機に乗って、

 府中、読売ランドとか、町田の上を飛んで、ランドマーク、横浜を見ながら

 太平洋に飛び出すと、小さな島が点々とあってその一つの新島に到着しました。

 調布から40分でついてしまいます。

 今回は講演だったのでバヌアツの頃と違ってボールとか縄跳びとかは、

チーフに挨拶とかは無いけど、それなりに緊張しながら空港に到着。

  迎えに来てくれた先生の車で学校を見学したのに宿に案内してもらいました。
 
 先生方の優しさやこまやかな気づかい、新島のことを説明してもらいながら

 「やっぱり島って良いなー」

 などと感じました。夜には校長先生が宿に迎えに来てくれて、

校長先生の家で日本酒をふるまってもらいました。

学校の校長先生と二人でお酒が飲めるなんてとても貴重だし、

都心ではありえないなと感じながら島の人って温かいな。

「それにしても日本酒はどこで飲んでも上手いもんだなー」

とも思っていました。

 でも良く考えたらみんな東京都の教育委員会なので以前は三鷹、

    青梅、荒川などの都心で忙しく働いていた先生方です。

 校長先生も家は僕の家とご近所でした。

 
  そこで感じたことは、人間は基本的にはみんな優しくて親切、

人と会話するのがすきなんだな。

 でも都心に住んでいると忙しくってそれができない。

 こうやって島にすむからこそ時間と心にゆとりが持てるんだな。

 と感じました。そして自分がバヌアツの小さな島に2年間住んでいた時も

 そういう気持ちを持っていたなー。と思い出しました。

 昨日は別の講演で一緒だったマイクロソフトの偉い人とお話しさせてもらいましたが、

 マイクロソフトも地方に研究所をつくってそこで研究することを試みていて、

そうするとみんな時間に余裕があるからチームとしてまとまるし、都心で忙しく
 
している時には出てこない発想があり、効率がよい。都心に居ると忙しすぎて

 ダメみたいだよ。 と話していました。

 
 最近思うのはもっと、もっと景気が悪くなって、みんなの生活のレベルが一定の

 ところに落ち着いて、日本人の生活がもっとスローになったほうが心の豊かさは
 
 上がるのではないかな?って思います。

 そういう日本になって欲しいと思います。今までが過剰だったんだと思います。