バス停に泊まるたびにカバンの中に手を入れるので、お財布をだして降りるのだろうとおもって。
こちらが立とうとすると、結局下りない。それが八王子の駅からずっと続いた。
バス停にとまるたびにカバンの中に隠してある何かを触っている。
よくみるとその中には小さな紙が入っていて、
か、
八王子のバスで圧倒的に運転手さんが注意していることは、
「
前もってバスの 前の方で準備しておいたほうが他の人にも迷惑にならないと思うし
でも八王子のバスは老人が多いので、
バス停までの間に席を立たれると停まるときに踏んだブレーキで転ぶ人がいることは 簡単に想像でき
それを防止するためだと思うのだけど、バスの中で
「
とマイクでアナウンスすると、その人に個人的に言っているようで、
バスの中の雰囲気がとても悪くなる。その人が支払いをする時に運転手さんも 「ご乗車ありがとうございました」
と思うのは僕があまりにも考えすぎなのだろうか?
逆にバスが止まってから一番後ろに座っていたお年寄りがゆっくり
バスから降りて行った場合運転手はイライラしないのだろうか? とも考えてしまう。 結局それでバスの運行時間に間に合わなくなれば次のバス停までの 運転は荒くならざるを得ないのだ。
「お客さんの安全」 と 「規則正しい運行」 という大きな矛盾とプレッシャーに悩まされながら
運転手さんは毎日頑張っているのだ。
それを抜き打ちでチェックしているバス会社に雇われたおばさんの隣に座ってしまった僕は人生の厳しさについて改めて考えてしまっ
ほとんどの運転手さんが真面目にやっているなか一部の運転手が偶然に
「
を徹底しようということになったのだと思うけど、
それによって運転手さんはますます窮屈になってしまっているので
ひとつのことを徹底しすぎるとほかの何かが犠牲にされるのだと思
僕はイギリスのど田舎にいたけどバスは2階建てで、
しかも2階の揺れは半端ではない。
そして暗黙のルールとしては自分が下りるバス停に停まったときには運転手の隣
停まってからノロノロと2階から降りてきたら、みんなから
「
田舎の道は車も少なくバスも結構なスピードで走っているし、
特に太ったおばあさんは相当辛そうだった。 一階に座っていれば良いとおもうかも知れないけど、
そこに健康な人が座ることはなんとなく避ける傾向があるからだ。
おそらくイギリスのバスの運転手が
「バスが停車するまで席を立たないで下さい」
とアナウンスしたら逆に乗客から
「子供扱いするな!」
と怒られてしまう気がする。
どちらを選ぶかはその国によって違って良いのだと思うけど、比べると面白いよね・・・・