2010年8月18日水曜日

チームワークについて2/6




<写真は都会のパブ、このパブは上に小さなホテルがついているのだと
  おもいます。大きな道に沿った昔からあるパブみたいです>

じゃやどうやったらそんなにきちんとした組織が作れるの? 

っていうことになりますが、それは個人がきちんと独立していることだと思います。

たとえば10人の選手がいて、

彼らが選手としてそれぞれ70%の力を持っているとします。

10人で700という数字になります。

 相手チームの選手は10人とも100%だとします。

10人で1000です。

 この2チームが戦って、700のチームが負けた場合、

チームワークが悪かったという前に、

きちんと個人個人が100%で自立した存在になることのほうが大切だと思います。

 個人個人がきちんと自立していて、独り立ちしているからこそチームワークが

 作れます。そうでなければ、ただのなれ合いになります。

 

チームワークについて1/6


 今のプログラムは14名の参加者のうち3名が脱落、

 6か月の研修の3か月目での帰国になりました。

それで最近やたらとチームワークという言葉が使われています。

 チームワークったなんだったかな? って昔のフットボールの

経験と照らし合わせて書いてみようと思います。

 <この6回の写真はイギリスの田舎町にどこにでもある
 教会とパブの写真にしようと思います。
 教会と郵便局とパブはどんな小さな町にもあります。>

よくチームワークっていうけど、

最近そのことについてよく考えてます。

 たとえば実業団でフットボールをしていた時、

本当に全員が勝ちたいと思うなら、

ミーティングなどで言いたいことがあればきちんと言うべきである。

意見がないのは勝ちたくないのか、それとも神様みたいにすでにすべ

て悟っているか、真面目に考えてないということになる。

 ということでした。

 そこで大切なのは、意見とか自己主張ということは単に組織をけな

すということではなくて、意見した後できちんとその解決策まで準備

しているか、もしくは誰も気が付いていないけど、これは話し合う

べきだという前向きな意見に限るということも大切だと思います。

 単にチームに対して文句を言うのを自己主張とは言いません。

それを履き違える選手がいた場合は、

きちんと話さなくてはいけません。


 次にチームワークですが、チームワークは勝つための一つの要因

ではあるけども、それは戦術、体力、スピード、技術、トレーナーなど

の医療、練習環境と時間、栄養などのたくさんの勝つための要素の中の

一つがチームワークというだけであって、チームワークが一番大切だと

いうのは日本のスポーツ根性論のドラマの世界だけだし、基本的に僕の

経験ではチームワークを作る一番の方法は「勝つこと」

以外にないとおもいます。

 負けてみんなで夕陽を眺めて、居酒屋で残念会することが目的なチー

ムまらまた別ですが。

 そしてチームワークを良くしようと思いすぎて、人間関係を崩さない

ために、みんながミーティングできちんと自己主張しないチームは、勝

てません。

フットボールのシーズンは4ヶ月とながいから、そういう

「ナー、ナー」


な関係ですすめると途中で取り返しのつかないことになります。

一度でも妥協を許してしまうと、元に戻すのは困難になります。

極端にいえばチームの目標が日本一なのであれ日本一になったその晩

にチームのみんながとても険悪で、試合会場からみんな無言のままに立

ち去ったとしても、チームの目標が日本一なら、それは全く問題なしだ

ということになります。
 
勝ちたいのはチームではなくて、個人個人が勝ちたいと思うのなら、

目標を達成したら、それでみんなは満足ということです。

「チームワークと人間関係を考えてみんなが言いたいことを言わなかったから結局は勝てなかった」
 というのは単に言い訳になります。