2010年9月29日水曜日

学校訪問①


 
 (写真は今回僕たちをデンマークに連れて行ってくれた、デンマーク出身のカレンです)

金曜、土曜と500人のトラブルキッズ達のオリンピックを


運営して、日曜日はそれぞれの国からやってきた、僕たち50名の

 ボランティアの為のスポーツ大会がありました。

土曜日の閉会式が終わったときには

「メッチャ疲れた、明日はゆっくり休みたい!」

 って言ってた割には、日曜日の朝にはみんなやるき満々でした。

綱引き、短距離、バスケット、バレーボール、トラクターにロープ

を付けてひっぱる競技、台車に人を乗っけてリレーをしたり、

卵をスプーンに乗っけて運んだり、

 パン食い競争や飴食い競争はなかったですけど、それに似た競技は

ありました。

 それが終わってそれぞれの国にボランティア達は帰国していきます。


 でも僕たちの飛行機は火曜日の夜までありません。理由は簡単

週末とその前後のチケットは高いから、先生が火曜日の夜の

チケットをかったからです。


 日本の修学旅行では考えられないアバウトさですが。

 こっちにきてわかったけど、それが普通みたいです。

 レンタカーも事前に予約してるわけではなくて、

 デンマークについてから、レンタカーのカウンターに先生の

カリンが交渉にいって、2台のレンタカーを10日間借りていました。


 「これで今回の旅行の予算の半分を使った」

っていってたけど、そんなの事前にネットとかで予約するもんだよね」

 
 でもそこら辺はやっぱり文化の違いみたいです。

  ということで火曜日までお二日間、問題児の学校を見に行こう!

 ということになりました。

 一つ目の学校は普通の牧場みたいになっていて、広大な敷地に

 馬の公舎があって、室内の乗馬施設、外の乗馬施設、馬が10頭程

いて、女性の校長と掃除のおばさんが居ました。

 そこは学校ではなくて、学校に行きたくない子供が馬の世話などを

して社会性をみにつけていく為の施設でした。

 僕達が訪ねると、女性の校長がコーヒーをだしてくれて、

 二人いた、女の子の生徒が、僕達に学校の案内をして

くれて、その後に2頭の馬をだしてきてくれてみんなで順番に乗らせ

てもらいました。

 良く見るとその女の子の甲には日本でいう「根性焼き」の

 跡がたくさんありました。

タバコの火を自分で押しつけたのだと思います。
 
 国は変わっても若者の気持ちって複雑なんだな。って思いながらも

 馬にやさしく接している彼女を見ていると、

なんとなく安心しました。

 驚いたのはその学校はそれだけの施設を持っていて、現在来てい

る生徒は3人だけだということ。

 職員も二人だけだから人件費はそれほどかかってないけど、

 敷地は東京ドーム二つくらいありました。

 決して新しい建物では無いけど室内の乗馬場だって相当なもの

でした。