2012年2月18日土曜日

エミレーツのナイフと原子力発電所の共通点

アンゴラから日本を往復したとき、行きも帰りもエミレーツ航空だった、

 アラブの大金持ち航空会社で今後世界で一番になる可能性もある相当影響力

のある航空会社だとおもう。

 全席にテレビ画面が付いているし、300本くらいの映画が見放題だし、

 日本字幕ももちろんあって、海外の飛行機会社にしては気が利いている。

そして海外の飛行機会社には珍しくCAの方々が美しいという基準で採用

 されている気がします。
  

今は国際線はどこも厳重にボディーチェックされるのはみんな

知っていると思うけど、エミレーツの面白いところは、

搭乗手続きでとても厳重に持ち物検査をするのに

機内食に毎回プラスティックではなくて、

ちゃんとしたステンレスでできた立派なナイフとフォークが出てくるところです。

 配られた時にその重量感に少なからずの手ごたえを感じるし、

 食事が温かいのに対してナイフとフォークは冷たいところに保管されている
 
 みたいで、ひんやりとした手ごたえがエアコンがきいた機内でひときわ

 存在感を示すのね。

 絶対にこれをもって搭乗手続きをしたらエックス線がピコピコ鳴って、

「お前相当な挑戦者だな」

という顔をされて没収されること間違いなしなんだけど

それくらい立派なナイフでお肉でもなんでも力を入れて

 ドンドン切れてしまいます。

それが機内で配られていることになんとなく違和感あるんだよね、配られた時に

「これ使ってハイジャックできちゃうけど?」

っておもってそういう自分の妄想を抑えるのに大変だったけど、

 いま冷静に考えれば僕が一人でナイフをかざして

 「今からこの飛行機をハイジャックします!」

 っていったらその時食事している周りの乗客もみんなナイフとフォークを持っている

 わけだから、みんなが僕をとめようとして、食事用のナイフで大格闘になるのだけど

 結局は300人乗りの飛行機なら他の299人の乗客もナイフもってるからあっさり

 取り押さえられてしまうな、そういうナイフは一人だけが持っているから

 武器になるんだな、って思います、思いとどまって良かったです。

 エミレーツがそこまで考えてあのナイフを配っているとは思えないですけどね・・・


話は少しずれるけど、

日本の原発もちょっと似てるところある気がするんだよね。

 安全なのかどうか?みたいな論議が絶えないけど、もし核爆弾持ってない国が

日本を攻めようとした時に、原子力発電所に9,11のようなテロ攻撃を

 したら日本は原子力で汚染されてしまうよね?だって津波で

あれだけダメージでてしまうのだものね。

ということはイラクが核を持っているかどうか視察しよう、

なんて言ってるアメリカ中心の意見に反対しなかった日本だけど、

飛行機の中で立派なナイフを配ってるエミレーツの人とやってること

同じだよね?

一方ではイラクまで攻め込んでいってものすごく厳しく取り締まってるけど、

他方ではとてもスキのあることを平気でやっていてそれに気がついてない。


 核を持っていない国にしてみたら、別に持つ必要はないよね、だって相手国が

 すでに原子力がここにありますって公表してるからね。

 なんか変だよね?

 この二つの矛盾をひとまとめのストーリーにすると

 エミレーツの機内で配っているナイフを使ってハイジャックをしてそのまま

原子力発電所に突っ込んだら、何の準備も無しにテロが完成してしまうのが

怖いところだよね。

 原子力発電所を賛成か反対かっていうのは偉い人たちが真剣に話し合って

 決めていることだからどうこう言うつもりはないのだけれど、僕みたいな

 何も難しいこと考えてない人から見るとエミレーツのナイフも原子力発電所

 もどちらも便利なんだけど、何か違和感を感じるところもあります。

 もしくは飛行機の中のナイフと同じようにすべての国が原子力発電所を配れば

 お互いに攻撃しないのかな? そんな一触即発的な思いをしてまで使う電気に

 どれだけの便利さがあるのかね? 空想が空想をつくって元がわからなくなって

 きたよ。とりあえず今の生活水準のままでも僕は十分幸せだということは

 こんな僕でもはっきり断言できます!

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