2011年2月24日木曜日

「王道」から思い出した話


 <写真は干上がった川を歩いてわたる人達です、
 でも空は晴れていても、上流で大量に雨が降ると、ものすごい勢いで
 泥水が流れ出すので要注意です> 

  地味な仕事が今の「王道」

 って書きましたが、続きがあります。
 
 イギリスでもアンゴラでも感じることがあります。

 日本の社会は地味に一生懸命働いていれば、

上司や社会がそれを評価してくれるものだとおもいますし、

そうなりやすい社会なのだと思います。

 「そんなの嘘だ!」

 と日本社会で働いている人は思うかも知れませんが、本当です。

 イギリス、アンゴラで感じることは、

地味な仕事をコツコツやって自己主張しない人は周りから

 「あの人は地味に働くことが好きな人なんだ」

 って思われます。我慢して社会や組織のために地味に働いている

 とは誰も思いません。

  だからもし、自分が評価を得たいのなら、

 「これだけ働いたよ!、結果出したよ!」

 って言わないといけません。

 それはイギリスの学校でよく感じました。

 ちなみにイギリスの学校にはイギリス人の先生はいなかったので、基本的に

 文化としてはフランス、イタリア、ポルトガルなどにラテンの国、自己主張

の強い国の人達が主導権を握っていました。

 そういう人達は働く前に自己主張します。不利な仕事はしないんだよね。

 最初はそういう文化に戸惑ったけど、それはある意味当たり前なんだと感じ

 ました、だって地味に働くことも、ある意味では自分の意思だととられるから

 です。

 ヨーロッパやアメリカみたいに色々の国の人が混ざって働いていると、

 日本みたいに仕事に対する「共通認識」みたいなものは無いんだよね。

 日本みたいに嫌な仕事は誰が決めなくても順番に行うというのではなくて、

 毎回きちんと明確にローテーションを決めないと、誰もしないし。

 そうするには最初に自分が権力を持ってローテーションを

 決める立場にならないと、他人がその立場になったら、

 自分は使われる立場になってしまう。

 そしてみんな恐ろしいほど自分のモラルとリーダーシップに

 自信を持っています。自分はすばらしい人間なのだ!

 という絶対的に自信を持っているラテンの人達は日本の

 それの3割増しくらいはいると思います。

 だから自己主張激しいです。

 日本人は、それほどもめるのなら、僕は使われる立場でよいよ、そこで地味に

やっていたら、いつか評価されるだろう。

 と思いますが、それではいつまでたっても評価されないこともあります。

 でも不思議なことに、結果としては同じなんだよね。

 自己主張の強い人達はお互いに足を引っ張り合うから、結果的に

 「一番働いている日本人に仕切ってもらおう!」
 
 見たいなことになりかねないからです。話がとても矛盾んしていますが、

 まあ時と場合ですね!

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