2013年2月13日水曜日

秋葉原から考えるグローバル化

 グローバル化と格差社会はつながっている。簡単に言うと
 みんなの買い物の仕方が秋葉原を一日歩き回る探索からインターネットネット検索に変わったこととつながる。
 20年前に僕がCDコンポを買いたかった時は一日中秋葉原を回って一番安いところで一番気に入った物を買っていた、もしかしたらほかに安い店があるのかも知れないけど、情報がチラシと自分の足しかないからそれで満足していた。
 効率化されてなかったので、買う方にも売る方にも多少の無駄があった。
 でも今はネットで検索すればどこが一番安いのかがすぐにわかる。一番安い値段を掲示できるお店に自然に人が集まる。インターネットの世界では2番、3番では相手にされない。
 必然的に一番のが一人勝ちになる。
 
 商品を提供する企業はソニーでもパナソニックでもユニクロでも、ネットで調べて世界で一番安い人件費と土地と税金の国を探してそこに大きな工場を建てて大量生産する。そうすることによってもっとも安い価格を提示できるので、さらにみんながその店に集まる。
 結果的にはその店が一人勝ちになるので、大手企業とそのトップはもうかり格差は広がる
 工場が海外に出てしまったので日本国内に工場は無くなり、今まで中間層だった人たちにお金がいかなくなり、みんなますます大量生産の低価格のものしか買えなくなる。    
 グローバル化が進むとこの現象が加速して世界中でおこる、効率が良くなりすぎて、他よりも一歩先にリードした企業や人の情報がネット検索で広がり、2番目、3番目との差は一日であっという間に広がってしまう。
 世界の富の半分以上を10名より少ないアメリカ人たちが握っている世の中になってしまった。 
ほどほどにしておかないと、取り残された人達の不満がふくらみ、それが個人的に膨らむと犯罪になるし、組織として膨らむとテロと戦争になることは歴史が証明している。
 効率化の次の段階を考え出す時代が来たのだろうね。  
 

2 件のコメント:

松本 さんのコメント...

でもグローバル化で人件費の安い労働力を使うようになったら、日本から仕事はなくなるけどその分のお金がその安月給の人たちに流れて、その人たちがある程度の生活を送れるようになったらこんな給料じゃやってられるか給料上げろってなって(中国は人件費が上がったってよく聞くけど)、給料を貰いすぎていた人は安く働かないと勝負できなくなるけど、究極的には世界中平等になれへんのかな?「日本人」としては痛いところやけど。
もちろん一部の大企業が中間業者を排除してコストダウンして一人勝ちすることになるけど、そいつがモラルを守っていれば別に問題ないと思うし、同じ事をして自分の取り分を減らしてもっと安く売る会社が出てきたら今度はそっちが勝つやろうし。しまいにはそいつらも排除して直接生産者と取引するようになったりするかも。
でもそうやって世界中がもしほとんど同じ生活レベルになったら、70億人が日本人と同じ生活レベルを維持できるだけの資源は地球にはないから、全員が日本でいう「貧しい」生活レベルを共有することになって、もし皆が自給自足レベルになったら働けない体の悪い人達の世話をする余裕のある人はいなくなって、しかも平等って言いながらバヌアツみたいに食料が一杯手に入る地域とか草も生えない砂漠地域とか格差は絶対にあるし…
結局どっちがいいのかよう分からん。

浦 輝大 さんのコメント...

まっちゃんコメントありがとう、一番トップの人がキチンとモラルを守ってくれることが大切だと俺も思います。人間は生活が向上したらその一瞬だけは幸せを感じるけど、現状維持が5年続いたり、隣に自分達よりも豊かな国があると、新しい便利さを求めてしまうのだと思うのだよね。そういう競争心を先進国の教育は煽ってきたのだと思います。
 だからそういう「間違った教育」を受けてない途上国の人たちは現状維持でも笑顔なのだと思います。
 笑顔でない途上国も沢山あるけどね・・・
 最近は社会主義とかやっぱりよいのでは?と思ってきたよ、一部の人に管理してもらって、皆が平等なほうが世の中よいのかも?なんて思います。歴史は繰り返されるってこういうときも使ってよいのかな? 
 久々のコメント嬉しかったです!