2011年4月12日火曜日

難しいけど現実的なこと



 <写真はアンゴラの女性がよくやってる頭にものをのっけて運んで
 居る所です、写真は生徒のリンダ、年は二十歳くらいだとおもうけど
 ものすごい貫禄です。アンゴラの女性はつわものぞろいです>

昔バヌアツでみてコマーシャルなんだけど、

20歳くらいの女の子が椅子に座っていて、大学入学の推薦状を持ってい

ます。カメラがその推薦状からドンドンと引いていくと、椅子に座ってい

るその女の子はお腹が大きくて妊娠していることがわかります。
 
 その子は大学に行くチャンスを逃してしまったというストーリーです。

 初めてみた時、悲しい出来事だし良くできたコマーシャルだと思いまし

た。バヌアツにはピッタリだとおもいました。

 一方アンゴラ、このコマーシャルはあまり受けないと思います。

 あまりにも先進国にあわせてつくったコマーシャルに感じます。

 
途上国の問題は女性が10代から子供を産み始めて、

一人の女性が5人以上の子供を持つと、子供の学費が払えなくなる。

だから教育が受けれなくてますます貧困が広がっていく。
 
 一人につき2、3人くらいの子供にして、

教育をきちんと受けされるべきだ。

 ということが叫ばれていますが、
 
アンゴラの女性の立場から言えば、 頑張って教育を受けたって、

アンゴラは仕事してお金をもうけているわけではなくて、

石油とダイアモンドを輸出してお金をもうけているだけだから、

女性のつける仕事なんて無い。

そもそも兄弟が5人以上いたら、親は男の子に優先的に教育を受けさす。
 

 だったら今好きな人と子供を作って30歳までに5人から10人の子供

がいれば、学力なんて無くても社会が自分をほっておくわけがない。 

結局は誰かが面倒を見てくれる。という現実もあるのだと思います。

アンゴラで学歴があっても30歳で子供2人しかいない女性は少しさみしい気がします。

もちろん素敵な旦那さんがいて、しっかり守ってくれるのなら話は別ですが、

なかなかそういう雰囲気ではなさそうです。

 だからある意味こちらでの
 
 「子供作ろう」

 は純粋でまじめです。

 先進国みたいに快楽のための遊びや商売ではないようです。

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