2010年6月24日木曜日
シャンプーと言う犬についての話 ①
:写真はシャンプーです、僕の部屋をのぞきに来た時です、
決して家の中には入ってきませんでした。
いつも僕がシャンプーの姿を確認したとわかると、
静かな場所を見つけてくつろいでいました:
もう一年以上も書かなければならないと思っている犬の人生がある、
名前はシャンプー、僕の愛犬スパイダーの彼女。突然この世を去ったスパイダーの帰りを僕と一緒に待っていた悲しきこの犬の人生を時に僕は深く考えていた。
一年以上たった今、夜の10時まで日の落ちないイギリスで彼女の話を書こうと思います。
彼女の本名はビニーという、ジョンという高校の先生の飼い犬だった、
なぜシャンプーと呼ばれているかというと、僕が近所の子供達に
「この犬はなんていう名前なんだ?」
と聞いたら、子供達はジャンボという犬がビニーと良く似ていたので、僕に一生懸命
「ウラ、この犬はジャンボっていうんだ! ジャンボだよ!」
と繰り返して教えてくれた、バヌアツにはジャの発音は無いので子供達のジャンボの発音は奥にはシャンポに聞き取れた、僕が変だな?って思いながらも
「シャンポっていうのか?」
「そうだジャンポだ」
「今、お前はシャンプーっていったのか?」
「そうだウラ、いま、俺はジャンボっていった!」
「シャンプーって頭を洗うシャンプーか?」
「ウラが言ってることわからないけど、ジャンボだ、とりあえずジャンボなんだ」
「そうかシャンプーか」
という感じで気が付いたらみんなどうでもよくなっていて、
かってに彼女の名前は僕のなかではシャンプーでした。
ジャンボを僕が聞き間違えてシャンプーになり、元の名前も子供達が
ジャンボという犬と間違えて、結局ビニーは誰にも本当の名前をよんで
もらえず、そのまま僕が帰国するまでシャンプーでした。
僕の愛犬スパイダーが愛した犬、だれも犬に餌をやらないバヌアツで、
けなげに生き抜いている彼女の姿は、悲しくもあり美しくもありました。
今日から8回くらシャンプーの話になりますのでよろしくお願いします。
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