巨人の星から始まる日本スポーツ界の
「気合と根性論」について
野球の日本シリーズや高校野球の決勝、オリンピックの柔道決勝、相撲の優勝がかかった大一番では最後の最後に勝負を決めるのは「心・技・体」の「心」の部分であり、「勝つことへの強いきもち」だと思う
だから勝利インタビューで
「最後は気合いで勝ちました」
というコメントは間違っていない。
日本シリーズで勝負を決めるホームベース上でのクロスプレーではホームに突っ込んでくるランナーと阻止しようとする
キャッチャーは激しくぶつかるし、高校野球の最後のランナーは一塁ベースに向かってヘッドスライディングする。
ロサンゼルスオリンピックの柔道の山下は怪我をしながらも決勝戦に出場し金メダルを取ったし。
勝つだけで無くて人としての生き方も横綱には求められる相撲も科学的トレーニングよりも昔ながらの根性論が好きだ。
相撲に関して言えば、もし海外にも広まってオリンピック競技になれば、もっと相撲を精神論を打ち破るようなトレーニングが外国で開発されて、日本選手が勝てなくなれば
日本の相撲界にも新しい考えが広まるのかもしれないけど、日本だけでしか行われていないので、しばらくは変わらないのだろうな。と思う。
何となく日本人としては相撲だけは変わってもらいたくない気もするし・・・
(もともと太った人しかできないスポーツということで自分がその競技に参加するという意識が全くないから他人事なのかもしれません。)
相撲で少し脱線したが、日本シリーズの決勝や高校野球、柔道などのインタビューを見て感動した指導者や選手が
「やはり気合いと根性だ!」
と勘違いして、高校野球に一回戦から一塁ベースにヘッドスライディングさせたり、肉離れをしているふくらはぎを引きずってまで柔道の練習をさせたりしたらどうなるだろうか?
あくまでも最後の最後は「気合と根性」なのであって、高校野球の一回戦から「気合と根性」で勝とうと思っているようなチームが高校野球の地方予選から勝ち抜いて決勝まで行くとは思えないです。
やはり「心・技・体」
「心」 気合、根性 33%
「技」 テクニックや戦術 33%
「体」 持久力やその競技で必要な筋力 33%
が必要であり、最後の1%が気合としても「気合」は34%くらいでよいと思います。
イチローがよく日本人のインタビューで
「やはり最後は気合いで打ちましたか?」
と聞かれて
「テクニックで打ちました・・・」
と答えるのは当たり前なのだと思います。
「心・技・体」のバランスは競技にとっては大切なことです。
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