2009年5月4日月曜日

チーフのシャツはミッキーマウス


ミドルブッシュという名前からして「ジャングル」って言うところから呼び出しがあって、

広い平原にきちんとした長方形のサッカーコートを書いてくれとのこと、

村の若い衆50人が僕を取り囲んで

 「きれいな直角を作るまでは家には帰らせないぞ!」

  っていう凄いプレッシャー!

 何とかごまかして書いてきたけど、取り囲まれたときには相当冷や汗かいた。

 そのときにその村のチーフがやってきて握手してくれたんだけど。

 周りのみんなが

 「彼がチーフだ!」

 「彼こそがチーフだ!」

 を連発するんだよね、なんか貫禄あるし、凄いなーって思って握手したら手を

なかなか離してくれないし手 の平が分厚い!
 
 最後には
 
 「アイ アム カスタム!」
 
って英語喋ったんだよね。それってバヌアツ人にしてはちょっとハイカラな感じで周りの

村人も
 
 「さすがチーフ!われらがカスタム!ホワイトマンとも英語で会話!」

 (基本的にバヌアツ人は自分達以外はアジア人もすべてホワイトマンです。)
 
 って感じでみんながはやし立ててたんだけど、挨拶が終わってチーフが少し遠ざかって

もう一度僕を振り返ったときにアレッって気がついたら、

満足げに頷くチーフの着てるダボダボのシャツにミッキーマウス満面の笑顔。
 
ミッキーと目が合ってしまったときに思わず噴き出しそうになったけどかろうじてこら

えました。きっとミッキーマウスとか知らないんだろうな・・・

 この気持ち早く誰かに話したい!って思ったけどおそらくバヌアツ人はそれが何で

面白いのかはわからないから心にしまっておきました。
 
あれは7月だったなー、こっちの人はシャツとかあまり着替えないから今でも

ミッキー着てるんだろうなー。

 また行く機会があったらぜひカメラに収めてきますね。
 
 といことで写真が無くてゴメンナサイ!かわりにこちらは家から30分の

ヤケル村のチーフです、こっちはミッキーどころか何も着てない。
 
デジカメで写真を取って見せてあげたらすでに視力がほとんど無いから見えないとの事、

 自称103歳!さすが我らがカスタム!って驚いていたら、3ヶ月後に会いに行った

時には107歳になってました。3ヶ月で4歳ずつ年をとるのかなー?

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