2011年2月6日日曜日

二週間めですが、まだ何も始まりません



 <写真は生徒達です、ふけて見えますが大体20歳から25歳くらいです>

恐ろしいことに到着から二週間、

ポルトガル語の勉強以外は何もしていません。

 昨年末のクリスマスホリデーから始まって、

13日に僕たちはアンゴラに到着しましたが。

 一月20日にオランダから学校に寄付をしてくれた人が見学に来るので

その寄付で学校のどこを修理したとか、どこに電気を取り付けた、

どこの教室にガラスを入れた、などの確認と、

それにかかった経費のレシートの確認をするので、

学校にいる生徒は午後になるとみんなガラスを拭いたり、

ペンキを塗ったり、お掃除したりの毎日でした。

 それが終わると1月27日に予定されていた

卒業式の準備が始まりましたが、

 クリスマスから体調不良でキューバに手術をしに行っている

校長のデルフィーナの帰国が遅れるということで、

その卒業式も1月31日に変更になりました。

 ちなみに今日は30日なので明日が卒業式になります。


 そういった学校の事情が良くわからなかった僕とケイタは、

 「デルフィーナが帰ってきたら仕事くれるからね」

 っていわれて待っていましたが、なんとなく情報を収集すると、

僕たちが一緒に働くのは2010年度の生徒たちみたいで、

その子達が学校に来るのは2月に入ってからみたいです。

 とりあえずそれまで後一週間は何もおこりそうにありません。

  でも僕にとってはそれは良かったかもしれません。

  気温がマイナスだったイギリスから、

気温40度近くのアンゴラにきて時差が無いにしても

 体は相当びっくりしていると思います。

  実際に寝ようと思えばいくらでも眠れるし、めまい、

午後には頭痛がします。

 水をたくさん飲め、って言われて水を飲んでいますが、

井戸から汲んだ水は殺菌してもやはり日本の水とは違うので、

飲みすぎると下痢します。

  水を飲んで頭痛とめまいを回避するか、

飲まないで下痢を回避するかの選択になります。

 バヌアツのころも最初の二ヶ月くらいはこんな調子だったのを

思い出します。

  いったん痩せて、病気もして、下痢もして、

体はそれから現地に対応しだすのだとおもいます。


 ちなみにポルトガル語はいたって順調。

 なんといっても生徒がみんな親切です、

みんな壁のペンキ塗りやお掃除に飽き飽きしているので、

僕が勉強していると、とても親切に教えてくれます。

 「何人兄弟がいて、どこに住んでいて、
            卒業したらどこの学校の先生になる。」

 その三つの質問をすでに10人以上の生徒にしたので、

その言い回しについては完璧です。

 たまに同じ生徒に気がつかないで二回同じ質問をしているかも知れませんが

暇な生徒達は 親切に二回同じ質問に答えてくれます。途中で

 「この子には一度聞いたような気がするな?」

 っておもうけど、相手はすでに気がついていて、付き合ってくれているなら、

 許してもらえるかな?って思っています。

 こっちの人達は僕のポルトガル語が聞き取れなくても

 「えっ?何?」 「理解できない?」

 などと、急に眉間にしわを寄せてこちらをナーバスにさせるような態度はとらないので、

 とてもリラックスしてお話できます。

 そこが英語を話す人達の文化と違うところかな???

 とおもいます。

  ということで、いまだに学校の校長にもあえず自分が教える

 生徒にも会っていませんが、

 とりあえずもう少しまとうと思います。

 唯一した仕事といえば、卒業アルバムのための個人写真を撮ったことです。

 みんななぜかカメラから目をそれします。

 それがこっちではかっこよいみたいです。

 平均で2枚ずつとって選んでもらいましたが、なぜこちらを選ぶのか?

 と僕はいつも疑問に思いました。 やっぱりそれは文化だと思います。

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