2012年2月11日土曜日

記憶力と想像力のバランス

最近は学校でバヌアツの事について講演させてもらう機会が結構あるんだけど、

そこで思うことは、日本の教育は記憶力をつけさせるものなんだなー、ってことです。

頭の中のハードディスクにいかに多くの情報を詰め込むかを

競い合っているのだと思います。

たとえば偏差値75の東大生の頭には750ギガバイトくらいの情報量が入っていて、

そこから偏差値順に600ギガの大学、

500ギガの学生のいる大学となっているような感じ。

 昔はそれでよかったんだと思うんだよね、

まいあさ新聞読んで不特定多数な情報を頭に叩き込んでその中で

勝負してればよかったんだと思います。

でも今ってインターネットがあるから個人がそれほど多くの情報を頭の中に

叩き込まなくても生活で必要な300ギガくらいの「基本知識」だけ頭に入ってれば、

必要な時にネットにつないでわからないことは

グーグルとかウィキペティアで調べることができるんだよね。

だってネットの中にはすでにギガレベルではなくてその何百倍もの情報が入っていて、

いつでもそこから情報や知識は引っ張り出せるものね。

そうなると偏差値30の学校出てても60出ててもたいして変わらないよね。

 必要なのはどのタイミングでどの情報を引っ張ってくるかの「ひらめき」

と「情報処理」的な能力のほうなんだと思います。

 ネットで調べられる情報をわざわざ記憶する必要はないと思います。

情報を分析して、文章や形にして外に発表する能力だよね。

もう一つの問題は現場の生成達はすでにそれに気が付いていることだと思います。

みんなわかってるんだよね、

わかっているけど上が変わらないから現場ではどうしようもない。

 あんまり簡単に今までの日本の教育を変えることは危険だと思うけど、

現場でそう言った矛盾に悩みながらも毎日頑張っている先生達は偉いな、

とも感じます。

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