「天才」は普通に記憶力と物わかりが良い人で、「秀才」がなにかの才能に恵まれた
人だとすると、僕の周りにはその両方がいる、そして天才の人は普通の人よりも
努力すれば何でもできてしまうので、人生に挫折が少なく、スイスイと進んでいく、
しかし人生には寄り道も結構大切で、そういうひととお酒をのんでも意外と面白く
なかったりする、やはりいろいろなところで挫折を味わってきた人は、話もそれなりに
面白い。
そして「秀才」のひと、少し芸術肌の人は自分を見失うことが多い
「サヤのない名刀 」 というのだっけ?
人間の器という刀をカバーするものがなく、「才能」という刀がむき出しなので
凡人には理解されず、周りも自分自身も傷つけてしまう。
レースに使うF-1の車の運転席に素人が座って運転してしまう
ようなもので、少しアクセルを踏めばすぐに100キロもスピードがでるので
器の全く完成されていない人間だと、結局その才能を持て余して
事故ばかり起こし、 自分の持って生まれた才能と人間としての
「器」がバランスよく育っていないと、結局は身を滅ぼすのだとおもう。
よくスポーツ選手で高卒ルーキーがいきなり活躍しても、結局は周りの大人に
利用されて自分を見失ったりするのと同じだと思う。
そう思うと松井は若いころからF-1カーを操れるだけの「器」と「才能」の
両方が備わっていたので、野球を引退しても人としては一流なのだとおもう。
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