2010年9月13日月曜日

デンマークは何か哀愁ただよう国でした。



 (写真は夕方5時の港町、すでにお店はほとんどしまっていて、
 人もほとんど歩いていません、町はきれいで、建物も素敵、でも人は居ない
 そんな町でした)

 
 デンマークは何か暗い国でした。 空はどんよりと曇り、空気は少し湿り気味で、

人々はなぜか登山用のレインコートなのか、スポーツウエアーなのか、

僕の知らないメーカーのジャケットを着ていて、特に愛想が良いわけでもなく、

だからと言って無視されるわけでもなく。

 一定の距離を保ちながらも、

「何かあったらいつでも呼んでね。」

 みたいな感じでした。

 そしてなんといっても人が少ない。スーパーにいってもレジ一台で十分足りるし、

車で走ってもきれいに舗装された町には渋滞が起こりそうな雰囲気は全くなく、

 落ち着いているといえば良いのか、活気がないといえば良いのか、

何かこう、外国から旅行気分できた僕の気持ちを揺さぶるようなことは何もなく。

 「私たち観光客はもともと期待してないから、

来ちゃったならレンタカーでも借りて勝手に見てくれてよいよ、

別に特に歓迎とかレジャーとかはないけど、

別にデンマークにそんなこと期待してきたわけでもないでしょ、
 
でも何かあったらいつでも呼んでね」

 というような少し距離を保ちながらも、別に冷たいわけでもないという感じ

 
ドイツと陸続きで北に位置して、氷河時代の氷が大陸の表面を全て持って行って

平らになってしまったこ痩せたこの土地で、

 ベーコンとチーズを地味にしかし粘り強くイギリスに輸出して、

 しっかり稼いで結構お金は持ってるけど、だからって言って、

 別に自分達の国を外国にアピールしようとか、

 国際社会で発言権を持とうとかそういう気持ちは特にはなく、

 ヨーロッパがユーロに通貨統合した時も、何となくやめておいたという慎重な国、

 だから今でも通貨はコロナって呼ばれていて。 

 1コロナって言われると、コロナビールと間違われそうだけど。

  とりあえずユーロはまだ使ってないのです。

 
 というこの国で、学校を追い出された問題児達
 
 「トラブルキッズ達と集うオリンピックゲーム2010」

  が始まります。

 と、デンマークとはこんな感じです。
 気候のせいか、歴史のせいか、人種のせいか、

 哀愁漂うこの国は地味だけど意外と金持ちな福祉国家。

 強くもなく、弱くもないこの人たちは、特に国際社会に左右されるこなく

 静かに暮らしているのでした。

 それでは、大分写真に頼ろうと思ってますが、この2週間を振り返ろうと思います。

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