癌で修行をあきらめた親父が近所にあった関西大学に3年生から編入して
哲学を勉強して卒業、そのまま大学院にも通っていた、7年間ほど在籍して癌の再発
の為に三回休学した。
「卒論だけ出したら大学院も終わるけど、そしたらもう大学に行けなくなるから、
出さんままにしてるねん、別にいまさら卒業証書もらっても何の意味もないからな、
学生達と一緒に入れるのが楽しいだけやからな、
それにしても最近の学生は良く勉強するわ、俺らの頃とは全然違うわ」
と言っていました。
癌と共に生活した8年間に親父は出家してお寺で修業するのと同じくらいかそれ以上に
人生について考えたのだと思います。
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