2010年6月1日火曜日

自分探しの人生 ①



  <写真は僕が2年生くらいのものだと思います。
     まだ両親が僕に期待していた頃ですね・・・
             よくオネショしていました>




親が期待してるような人生を自分は進んで居なし、進めないだろうな。

 って気がつく時って誰にでもあると思います。親離れしなければならな

 い時、そしてもっと難しいのは親が子離れしなければならない時。


 最近になって思うけど、親の子離れのほうが難しい、おそらく親は一生

 子離れできない気もします。それが良いか悪いかは個人差があるので

なんとも言えませんが。

 

 でも自分が親の期待していたような人生を歩まないと気がついた時、

 それをどうやって親に伝えるかは難しいと思います。もちろん学生の

うちは親のお金で生活しているから文句は言えませんが、25歳前後で

自分の人生について真面目に考えす人は多いと思います。

 親にしてみたら

「苦労して育てて、仕事を見つけてやっと安心してたのに、自分探しなんて若いうちの恋の病みたいなものだ、そんなの認めない!」

 って頑固に反対すると思います。子供にしてみたら自分のしたい事が

何かはわからないけど、今の自分の人生がこのままの形で進むとすると

私の人生っていったい何なの? 

 って悩むの自然です。でも何がしたいかは分からないし、何が

自分にできるかもわからない。だから親にきつく言われるとなかなか言い

返せない。だって胸をはってこれがしたい!これができる!って言う

ものはなくもちろん実績もない、漠然と今の人生に疑問を持っているだけ

だから。

 うちの兄弟って良くそういうことを話ししました。兄弟って言っても

一つ年上の姉ですが・・・
 

二人で出した答えは

今のままの自分の人生だと生きてる意味が無い、自分が誰なのかもわから

ないし、なぜ毎日生活しているのかもわからない。時には死んでしまいた

くなる。

 たぶんこのまま言ったら本当に死んでしまうだろう、でもどうせ死んで

しまうんだったらその前に親になんて言われても、世の中になんて言われ

ても、自分のやりたいことでもよいし、単に自分探しでもよいから挑戦し

てみたい。 駄目だったら死んじゃっても良い。

どうせこのままでも死にたくなるだけだから。

 なんか暗いけど、そう悩むのが普通の人生なのかも?とも思います。

 

 でも結局は人生を変える勇気もないままにダラダラと不満ばかりがつの

う人生が今日もまた進んでいく。

人生にはそういう季節があると思います。

自分って何のために産まれてきたのかな?。 

 人と同じ人生だったら自分が生きてる必要ってあるのかな?

 なんで他の人ってみんなあんなに幸せそうなのかな?

 
もがいてる時にはいくらももがいても良くならないと思います。

 それは季節みたいなもので、毎日のように

「今日から新しい自分になろう!」

 って思っても、すぐに絶望してしまうことの繰り返しだと思います。

そしてそういう時に限って周りからは

「お前は我儘だ、身勝手だ」

 って言われてしまってますます落ち込みます。誰にも評価されないし、

自分に自信が持てないし、自分の存在自体が社会に迷惑なのかな?

っておもうかもしれないし。逆に

「自分を受け入れてくれない社会だったら壊れてしまえ!」

 っていって破壊的な行動とることも逆に自然なのかもしれません。



 ぼくがそんなことを漠然と考えていたのは20年くらい前の16歳前後

の事でした。

なぜその悩みが無くなったのか?ってきかれたら答えは

「年を取ったから」

 って思います。30代の暴走族が少ないのと同じ感じかな?

 やっぱりああいうことは10代でないとできないよね。

 努力しなくても勝手に気持ちが落ち着いていきました。

 あとは年を取ると勝手に周りが大人扱いしてくれるから、なんとなく

 いちいち反抗しなくても自分の意見が通ったりすることもあると思い

ます。外見もオッサンぽくなるから同じことを言っても説得力が少し

だけますのかな?

 
一緒に悩みを聞いてくれていた姉はどうなったかと言うと、

 0歳、3歳、5歳の子供の三人の男の子のお母さんになって、自分の

人生がどうこうよりも子供の世話で大変です。 子供にぐんぐんと引っ張

られて、自分が何者なのか?なんて考えてる余裕もない感じです。

 「ご飯をゆっくり食べた事が無い」

 「いつでも全てが中途半端で気持ちが焦るし、落ち着かない」

って愚痴ってますが。 でも姉の人生の中では今が一番幸せで

 しかも一番輝いている時期だと誰が見てもわかります。

 本人も気が付いているとおもいます。

 無条件に子供は可愛い!


 
 そして僕に言わせれば今の日本で普通に結婚して、普通に子供を育てて、

 普通の生活することが世界で一番むずかしくて、一番かっこ良いし、羨

ましい事なのかもしれません。


 結局自分なんて見つからないし、目標があって何かを達成したのでは

なくて、タマタマ達成できた目標をあとから

 「俺はあれを目指して努力してきた、そして達成した!」

 って言ってるだけです。

 それが一番幸せな人生の「おち」何だと36歳の今は思っています。

 

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