2010年9月23日木曜日

入国審査


 うちのチームは現在10人、ロンドンでの出国審査もデンマークでの入国審査も

ヨーロッパ人はヨーロッパ人用のカウンターに並び、

アジア人、ブラジル、メキシコ人はそれ以外のカウンターに並びます。

みんなパスポート片手に少し緊張気味に並びますが、カリンが心配していたのは

メキシコ人のエリック、

デンマークとメキシコは何の関係があるのか分からないけど、

あまり仲が良くないらしくて、ロンドンで出国できるのか心配でした。

案の定エリックは呼び止められてどこかに連れていかれましたが、

何事もなく合流、


理由は飛行機会社のカウンターにチェックインした時に

きちんとスタンプをもらっていなかった

という、まったく政治的ではない理由でした。

 
ちなみに僕は意味のない笑顔で無事に入国に成功


300人くらい乗れる飛行機に


みんなが凄い勢いで乗ろうとするので、「なんでかな?」って思っていたら、

なんとこんなに大きな飛行機なのに、

バスみたいに早いもの勝ちで席を取る為でした。

久々にバヌアツを思い出しました。24人乗りに30人位載ってたからね。
 
一人席が6席あったのだけど、

その人たちは全員他人の子供を抱っこさせられていました。

まあ小さな島まで1時間くらいだったし、

週に2便しか飛ばない飛行機だから仕方ないのかな?

っておもってました。

 しかしここはデンマーク、もし席がなかったら、

僕が誰かに抱っこしてもらえるわけもなく、

少し焦り気味で入りましたが、なんとか席はありました。

2010年9月19日日曜日

公衆面前立小便器




  (写真はフランス人のセリーヌ、立小便器をみつけた僕が、セリーヌの教えたら
   やってみたかったんだよね!って言ってさっそく飛び乗りました。
   周りのデンマーク人の酔っ払い達は苦笑いしていました・・・・)

 デンマークでは日曜日に協会の前の広場にテントを張って、
 
チャリティービアガーデンをやっていました。

 女性用のトイレはきちんとありましたが、男性用のトイレは何と野外にこの

 噴水みたいなのが置いてあるだけでした。

 一応は目標があるから困らないけど、こんなにオープンで良いの?

 って思いました。しばらく何かきがつかないで、風の強いなか隣で話していて、

 何か焼き鳥みたいな匂いがするな?

 ってずっと思ってたのだけど、あとからトイレの臭いだと気がついてぞっとしました。

 

2010年9月16日木曜日

プリーズ スピーク イングリッシュ


 
 (写真はラトビア人のサンタと二人で、
  どのチームが何周走ったかを確認してるところです
  子供がテーブルを取り囲んで、僕たちの記録用紙を覗き込むので、大変でした)
  

  体育大会の為のボランティアがノルウェーから一校、デンマークから二校、

 僕達がイギリスからで、合計4校で50名弱でした。

 プログラムは二日間、

マラソン、短距離、サッカー、バスケット、バレーボールなどの球技、

カヌー競技、ロッククライミング、フィールドアスレチック、アーチェリー、

その他もろもろの競技にわかれて運営していきます。

 全部で20校ほどの参加する学校はその規模によって6つのグループに分かれて、

 順位を決めます。

 しかし、学校の発音が待ったく理解でず、戸惑いました。


 オイスト

 マクリビフィー

 ツウィンド
 
 ホルステッド

  カタカナにするとなんか2次元な感じですぐに発音できるけど、

 実際の発音は口の中が縦にも、横にも、奥にも、折りたたんだ舌の間にも

 響いてなんか4次元の世界になってるみたいな感じになります。

 (このニュアンスで分かりますかね?)  


 
デンマーク語は何となく韓国語に似ていて、

 ドライブをしながらラジオを聞いていても、

 いつも聞きなれているレディー・ガガなどの英語の曲が

 終わった瞬間にデンマーク語のDJが話し出すと、

 急にデンマークに来てることを思い出します。

 

 ちなみに僕の仕事はマラソンと綱登りの運営。


 この競技は変わっていて、12時から6時までの6時間、

 それぞれのチームが300メートルくらいのトラックをバトンをもって走り続けます。


 6チームあるので、バトンは6本。

 
 一人が一周走っても良いし、200メートルずつに分けても良いし、


 子供は50メートルでも良いです。

 
 みんなで来たいときに来て、ずっと走り続けて、トータルを競うものです。

 
 綱登りも一緒です。

 僕らは6時間を2時間づつで割りながら、

 どのチームが何数登ったかをチェックしていきます。



  子供は平気で僕たちにデンマーク語で話しかけてきます。

 隣に居たラトビア人のサンタが

 「プリーズ スピーク イングリッシュ!」

 って注意してたから、僕も子供にそう言ってみたけど、

 「どうせ英語で話せれても聞き取れないけどねー」

 って思ってました。

 でもみんなの質問はほとんど、

「僕のグループのバトンは何色?」

「今何周走ってるか教えて!」

だったので、それほど迷惑はかけなかったと思います。


  でも自分からプリーズ スピーック イングッシッシュ!
 
 って偉そうに言っておいて、

 それに気がついて話し始めた相手の英語のレベルが自分より上だった場合。

 たとえ相手が子供でも、この恥ずかしい状況をどう打開したよいのか、

 真剣に悩んでしまいました。


 それにしてもデンマークの子供たちは普通に英語を話すのでびっくりしました。
 
 英語が話せないからデンマーク語を話してるわけではなかったんだよね・・・・

 

トラブルキッズ!


 イギリスのうちの学校にも時々デンマークから

 トラブルキッズと呼ばれる子供がきます。

 僕たちの学校で彼らの面倒をみて、

 デンマークの政府からお金が払われる仕組みになっています。 

  それほど状況の悪くない子供で、しばらくの間学校から離れたり、

 親から離れたりするためにイギリスにきます。 
 
 
 最初はイギリスに旅行に来る

 「トラベル キッズ」

 だと思っていました。 みんなが 

 「新しいトラべルキッズが来たよ!」

 って言ってると思っていたら、それがトラブル キッズだとしったとき少し

驚きました。。

 だって 直訳すると 「この人は問題児です」

 って言って送られてくるわけでし、本人も自分で 「問題児のウラです」

 みたいな感じで来るわけだから、紹介されてこちらもなんか困るよね。

 
 でもデンマークに行っていろいろ聞いてわかったけど、何と30%の子供が学校から

 追い出されるそうです。だから日本みたいにそれほど深刻ではないみたいです。

 3人に1人だもんね、もう少し増えて50%になったり、55%になったら、本当の学校

 よりも多くなってしまって、ノーマルキッズのほうが珍しくなるよね。

 僕の予想では日本の学校に比べて先生達がそれほど我慢強くないのと、

 デンマークは経済が活性化していなくて、

 農業中心だから学歴はそれほど大切ではなくて、学歴を

 親も真剣に考えていないこと、福祉国家で、生活保護も整ってるし、

 給料の50%が税金だから、働かなくても生活していけることなどが挙げられます。

 
 これほど美しい北欧の国でも、国がお金持ちすぎて、国民に対して寛大すぎると、

 人間ってあっという間に甘やかされてダメになってしまうのかな?

 とも感じました。 もちろんそれは一部の人達だけだろうけど、

 30%の子供が追い出されているとすると、

 20年後のデンマークは怪しいことになるぞ! と少し心配になりました。

  ちなみにデンマークの普通の学校はひとクラスの

 生徒数25人から15人らしいです。それでももっと教員が必要なのだ、

 と先生達は話していました。

 そして体育大会にきていたトラブルキッズ用の学校の先生の数は

 おそらく5人から10人の生徒に対して一人くらいの割合でした。

 
 学校によっては寮があったりするから、

 食事の準備など考えると相当な規模になると思います。

 恐るべき福祉国家デンマーク、なんでこれほどお金あるのかとても不思議でした。

 逆に日本の税金はどこで何に使われているのかはもっと不思議に感じました。
 

2010年9月13日月曜日

レゴと北欧の国々




 
 あまり知ってる人はいないと思うけど、

積み木みたいなレゴっていうおもちゃは何とデンマークが発祥の地でした。

「レゴランド」というテーマパークがデンマークにはあります。

 そうだったのか?とびっくりしました。

 首都はコンペンハーゲン、陸続きでなんとドイツとつながっています。

ここら辺は地理の苦手な僕には全くわかりません。

 でも何となくわかってきたのは

フランス、イギリス、イタリア、スペインなどの日本人がよくいく

ヨーロッパがヨーロッパのすべてではなくて。

 デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、ハンガリー、ポーランド

なんかの北のほうにある日本とは馴染みのない国も地味だけど、

ヨーロッパを形成している大切な国であること。
 
それにプラスして、バルト三国(エストニア、リトアニア、ラトビア)

っていう旧ソビエト連邦の国の人もたくさんいて、

それぞれに地味ながら自分の国に誇りを持って生活していることも分かりました。

 

そして、それらの北の国の人たちはいたって地味で性格も真面目、

気候も少し薄暗くて、なんとなく「哀愁」の漂う国なのだと感じました。



最近よく感じるのはヨーロッパの真ん中にある

イタリア、フランス、スペインの三国はラテンの国と呼ばれていて、

やたらとはしゃぎすぎみたいです。 

ちなみにポルトガルもしっかりラテンの国なんだけど、

植民地時代のつけが回って、あまりにも貧乏すぎて、

あまりほかの三国と一緒にははしゃげないけど、しっかりラテンの性格は持ってます。

イギリス人やヨーロッパの北に位置するスカンジナビア半島

(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシア)
 

などはみんな日本人とにていて、あまり他人とベタベタ接触せず、

意外とシャイで、地味な人達でした。



 

アイスエイジとスカイマウンテン



 ヨーロッパの歴史を語るとき、必ず出てくるのが氷河時代、英語では「アイスエイジ 」

デンマーク出身のカリンの話によると、

アイスエイジのときはすべてのデンマークを氷がおおっていた。

その氷がアイスエイジの終わりとともに、海だか、

陸続きのドイツだかのほうにズーと押し進んでいった。

その時に氷がデンマークの大陸の表面の土をみんな持って行ってしまった。

だからデンマークには良い土がない、したがって農業は全くよろしくない。

だから我々はなかなか厳しい立場にある。
 
ということでした。

 ということで、山も土も石もみんな氷に持っていっていかれてしまった

デンマークはほとんど真っ平ら。

一番高い山 通称 

「スカイマウンテン」 

も確か海抜50メートルか500メートルとかそんなレベルです。

 アルプス山脈があるヨーロッパでは少し肩身が狭いようで、

しかもスカイマウンテンという名前がさらに

おかしな名前であるために、デンマーク人のカリンは少し戸惑いながらも、

「これは決して丘ではない、れっきとした山なのだ!」

 と言い張っていました。

運転していて少しの坂道を登るときにカリンが

「標高が高くなるから、耳がおかしくなるかもしれない、みんな準備は良いか!」

とイチイチ冗談を言うのが少し面倒な感じでしたが、

それがデンマーク人の得意のジョークみたいでした。

デンマークは何か哀愁ただよう国でした。



 (写真は夕方5時の港町、すでにお店はほとんどしまっていて、
 人もほとんど歩いていません、町はきれいで、建物も素敵、でも人は居ない
 そんな町でした)

 
 デンマークは何か暗い国でした。 空はどんよりと曇り、空気は少し湿り気味で、

人々はなぜか登山用のレインコートなのか、スポーツウエアーなのか、

僕の知らないメーカーのジャケットを着ていて、特に愛想が良いわけでもなく、

だからと言って無視されるわけでもなく。

 一定の距離を保ちながらも、

「何かあったらいつでも呼んでね。」

 みたいな感じでした。

 そしてなんといっても人が少ない。スーパーにいってもレジ一台で十分足りるし、

車で走ってもきれいに舗装された町には渋滞が起こりそうな雰囲気は全くなく、

 落ち着いているといえば良いのか、活気がないといえば良いのか、

何かこう、外国から旅行気分できた僕の気持ちを揺さぶるようなことは何もなく。

 「私たち観光客はもともと期待してないから、

来ちゃったならレンタカーでも借りて勝手に見てくれてよいよ、

別に特に歓迎とかレジャーとかはないけど、

別にデンマークにそんなこと期待してきたわけでもないでしょ、
 
でも何かあったらいつでも呼んでね」

 というような少し距離を保ちながらも、別に冷たいわけでもないという感じ

 
ドイツと陸続きで北に位置して、氷河時代の氷が大陸の表面を全て持って行って

平らになってしまったこ痩せたこの土地で、

 ベーコンとチーズを地味にしかし粘り強くイギリスに輸出して、

 しっかり稼いで結構お金は持ってるけど、だからって言って、

 別に自分達の国を外国にアピールしようとか、

 国際社会で発言権を持とうとかそういう気持ちは特にはなく、

 ヨーロッパがユーロに通貨統合した時も、何となくやめておいたという慎重な国、

 だから今でも通貨はコロナって呼ばれていて。 

 1コロナって言われると、コロナビールと間違われそうだけど。

  とりあえずユーロはまだ使ってないのです。

 
 というこの国で、学校を追い出された問題児達
 
 「トラブルキッズ達と集うオリンピックゲーム2010」

  が始まります。

 と、デンマークとはこんな感じです。
 気候のせいか、歴史のせいか、人種のせいか、

 哀愁漂うこの国は地味だけど意外と金持ちな福祉国家。

 強くもなく、弱くもないこの人たちは、特に国際社会に左右されるこなく

 静かに暮らしているのでした。

 それでは、大分写真に頼ろうと思ってますが、この2週間を振り返ろうと思います。