2010年3月8日月曜日

耳かき、孫の手、はえたたき


最近は帰国前と言う心の緩みもあって子供が家の中

に入ってくるのを少しだけ認めてしまっています。

 最初はベランダをホウキで掃いていると、隣のティンティ

ナやアーテル(小2と小3)などがきて

「ウラ、私がやってあげる!」

 とホウキを取り上げられます。

1人に貸すともう一人も欲しがるので、ホウキを二本貸し

ます、するとサブリナとジンもきて、仕方が無いので、手で

使う小さなホウキを渡します。

 それで家の中のソファーの裏側のくもの巣なんかを綺麗

にしてもらいます。
 
そこに、それぞれの女の子たちの兄弟のクレガー、サック、

クウィンティル、ナッシー、などが合流してきてしまいます。
 
 すでにお姉さん達が我が家に侵入しているので

「今日はウラの家は解禁日みたいだ見たいだ!」

 と勝手に決め込んで少しずつ家の中へと進出してきます。
こちらもどうせ暇なので、まあ良いかと思ってデジカメや財

布などは高いところにおいて見えないようにして、みんな

を招き入れます。

 みんなは僕の家の張ってある近所の子供や自分の写

真ジャイカのカレンダーなどをみて色々と質問してきます。

 その後にジンが

「ウラこれはなに?」

「それは耳掻きといってそれで耳の中を掃除するんだよ」

みんなが驚きながら感心します。

「これは?」

「それは料理に使うんだよね!」

「違うよ、これは背中をかくもの?」
 
「どうやって?」

「こうやって!」
 
「ガーラ!これは凄いなー!」
 
「じゃあこれは?」

「それでハエを殺すんだよ、やってごらん」

「オレ!オレ!オレ!」
 
 と取り合いになります。

「これは?」
 
「それは頭につける懐中電灯だよ、夜中にブッシュトイレに行っても両手が使えるでしょ!」
 
「これは?アッ!これは知ってる、こないだの授業のときに
これを持って走ったやつだよね!」

「よく覚えてたねー!それはバトンって言うんだよ」

「この小さなサンダルは誰の?」
 
「これは小人のだよ!」

といって、人差し指と中指でテケテケテケー!と言いなが

ら走るしぐさをすると、「ガーッラ!」口を大きく開けてビック

リしていました。

その後に子供達みんなでテーブルの上でテケテケテケー

と真似をしていました。

「もう片方は何処に言ったの?」
 
「もう片方はなくしちゃったけど、もう小人は居ないから
片方だけで大丈夫!」
 
「どこに行ったの?」

「大きくなって今はジンくらいになったよ!」
 
「へー!」 

とまた大きく口をあけて驚いていました。
 
 結局はみんなに物色されて、最初よりも部屋の中は

ゴチャゴチャになります。
 
 綺麗にしたはずのテーブルも、食器や大工道具、食料

品、本、トイレットペーパーなどが大きさ別に並べられてい

るので、意味がわからなくなります。

 まあそれでも子供達は僕の手伝いができて満足してく

れるのなら良いかなー!

 って思って見ています。
 
 最近は夕方に料理をしているといつの間にか後ろに子

供が立っていることがあるので驚きます。こちらはほとんど

が薪なのでガスを使って料理をしているのが面白いみた

いです。

子供達は本当に純粋で可愛いです。 
 
写真は左から サブリナ、ジン、ティンティナ、アーテルです。

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