2010年3月8日月曜日

芽が出るチョコボール


日本から遊びに来てくれた友達がニューカレドニア経由で

タンナにきてくれました。
 
 そしてニューカレドニアで中にコーヒー豆の入ったチョコレ

ートを買ってきてくれました。
 
 50個位で1500円!一粒30円です。

さすがに味も高級です。

「チョコボールとはわけが違うね!」

 などと話しながら食べていると、生垣の中からなにやら光
る目が!

隣の悪ガキクウィンティルがウラの友達が怪しいものをうれ

しそうに食べている。というめでこちらを見ています。

 「クウィンティル一つ食べてごらん」

といって渡すと警戒して臭いを嗅いでいます。

「中にシーツ(種)がはいっているけどそれも食べれるんだよ」

 といってクウィンティルの前で僕が食べるとクウィンティルは

上手に半分だけかじって中の種を観察していました。

 その後にもう2粒を握って家に持って帰りました。 

30秒して戻ってきたら

「お母さんの分が欲しい!」

 そのまた30秒後に走って戻ってきて

「マラの分が欲しい!」

 僕が

「クウィンティル、マラは一歳だからまだ食べれないよ」

 と言いながらも、クウィンティルが自分で食べるに決まって

るのでちょっと多めに上げました。
 
 次の日にクウィンティルのお母さんのリーシーが僕に

「昨日にクウィンティルがウラからもらったシーツを庭に植え

ていたけど、何がなるの?」

 と言ったので僕はビックリ!

「あいつ、意外と頭良かったんだな・・・・と思いながらも、

いくら世界一幸せな国バヌアツでもチョコボールを土に埋

めて育てる事は不可能だろうな・・・・・」

 クウィンティルは今どんな気持ちで芽が出てくるのを待っ

ているのかな?と想像してみたりもしました。
 
 ちなみにクウィンティルがいつも使っているスコップはマラの

ウンコをきれいにすくって我が家(僕の家)に投げ込む為に

使っていることを僕は知っています。クウィンティルはその仕

事に情熱をかけています。意外と妹思いです。

 まさかあのウンコスコップを使ったのかな?

と思いながらも、彼の夢を壊さないように、チョコボールの

芽が出てくるのを一緒に待とうと思います。
 
 写真中央で

「ウィーン!」

と車を運転する気になっているのがクウィンティルです、自

分の運転で首都に上がってバイクを買うのだ!と言い張っ

ています。周りの子供はその迫力に驚いていました。
 
 「腕白でも良い、たくましく育ってくれ、クウィンティル!」
 

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