2010年3月8日月曜日

愛すべき悪ガキ達


ワークショップや巡回授業などで始めてのクラスで授業を

する時、いつも僕は手をつないで大きなサークルを作るとこ

ろからはじめます。
 
 そのサークルの大きさで人数を把握できるし、子

供はサークルを作り始めると慌てて教室から飛び出してき

てくれるし、何かと便利なのです。
 
 そして必ずと言ってよいほど一番に教室から飛び出して

きて僕と手をつないでくれた子供は、僕のことを助けてくれます。 僕が

「手をつないで、サークルを作って!」

 と言うと

「お前ら、はやく手をつないで大きなサークルを作れ!」

 僕

「もっと大きなサークルを全員で作って!」

 子供

「男子はもっと下がれ!女子は全体的にもうちょっと横にずれろ!ムーブだ!ムーブしろ!」

 と支持するので、そうやって言うのか!と僕も気が付い

て、その子真似をして

「ムーブだ!ムーブ!」

 と支持します。すると意外と子供はみんな理解して動い

てくれます。

結局はどっちが先生なのかわからなくなるけど、チラッと隣を

見て

 「ありがとう!」

 って言うと、額に汗をかきながら必死に叫んでいた顔が

急に恥ずかしそうな照れ笑いに変わります。そういうときの

顔はすっごく可愛いです。
 
 その後の準備運動のカウントもその子が中心になって行

ってくれます。

 何処のクラスにも必ずそういう子供が居るところがなぜか

不思議です。こんなに小さいのに人を助けようとする気持

ちがあるって素晴らしいと思います。 



 授業が終わった時に

「男子は使ったコーンと縄跳びを俺のところまで持ってきてく

れたらうれしいなー!」

 みたいな事を言うと、凄い勢いで取り合いながらかき集め

てきてくれます。

 「俺が!俺が!」

 と奪い合いながらコーンや縄跳び、メジャーなどを持って

きてくれますが、僕が一言

「サンキュー!お前がトップだよ!」

 というと急に恥ずかしそうになって、そのままどこかに走り

去っていったり、10メートルくらい間隔をあけていつまでも

後ろをついてきたりします。
 
 そういう悪ガキだけど優しい男の子達と一緒に居られるこ

とはすっごく幸せだし、飽きません。

 子供にはいつもエネルギーを与えてもらっています。

 写真は英語学校の一年生です。クラスでは悪ガキなのに、僕のことをすっごく助けてくれます。
休み時間にもずっと隣に座っていたので写真を撮ってあげたらこんな顔になりました。憎めません・・・・
 

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