2010年3月8日月曜日

なんちゃってジェットリー


タンナ島を離れてマレクラとうでのワークショップの時の事

休み時間に子供と一緒に逆立ちなどをしていると、ちょっ

と生意気そうな子供が

「お前はカンフーできるのか?ブルースリー知ってるのか?

会ったことあるのか?」

と聞いていたので、

「ブルースリーは死んだからあったこと無いけど、ジェット・リ

ーは知ってるよ、なんといってもジェット・リーは俺のお兄さ

んだからね」

 というとみんなの目つきが変わりました。

「ってことは、お前はジェット・リーの弟なのか」

「そうだよ、兄貴は映画スターになって、俺は体育の先生になったんだ、だから顔が似てるでしょ!」


 僕の顔は人類を5分割くらいにするとジェット・リーの部

類に入ります。ジャッキー・チェンやブルー・スリーよりはジェ

ット・リー寄りだと思います。

「スイマセン、話を整理すると、あなたは日本人でジェッ
ト・リーも日本人ですか?」

「もともと日本に居たんだけど、兄貴は今は中国だよ」

「何人兄弟ですか?」

「5人だけど、残りの三人は女だよ」

「スッゲー!、本物の弟だ、これは大変だお前らみんなを

呼んで来い!

スイマセン、とりあえず僕から握手をお願いします。」

その後にきれいな列が僕の前にできて、男の子達が順

番に握手してきます。ちょっとお辞儀をするようにして、両

手で握手してきます。

 そして握手が終わった子供同士でみんなでカンフーごっ

こが始まります。

 「スイマセン、もう一度逆立ちしてもらっても良いですか」

「仕方ないなー、少しだけなら良いけどお前らもやるんだぞ!」

「もちろんです」

と言う感じで、20分ほどの休憩時間が盛り上がりました。
 
 もちろんタンナではそういう嘘はつきません。だってそん

なことしたら島中から人が集まってくるからね。

 出張先ならではの出来事でした。
 
 ちなみにタンナ島には名前がジェットリーという高校生が

居ます。体育大会の時にみんなが呼んでいました。

 ジェット・リーなんだけどね・・・・
 

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