2010年2月23日火曜日

最近こんなこと考えてます


前にも書いたかも知れないけどバヌアツ人は話すの大好きで理想とか自分のビジョ

ンみたいなのスッゴク語るんだよね。だからこっちも本気にして。でも結局実際に行

動に移しだすと、なんか話がずれてきて結局はまじめに受け止めすぎたこっちが気が

利いてなかった、ということになりかねないんだよね。相手は日本人に一生懸命自分

の考えを聞いて欲しかっただけということけっこうあります。
 
 もちろんスッゴクまじめで行動力のある人も実際は居るからいい加減な気持ちで話

を聞いてはいけないとは思うけど、その見分けってまだ難しい。

 そういうことを何度か経験して、逆にこちらが一つのビジョンを

持ってグイグイ引っ張っていくしかないと二年間てすぐに終わってしまうと思って何から何まで面倒みてしまう

と、今度は他人任せで協力してくれない。

 ミーティングで何かこちらが提案しても、日本人の僕の意見に反対なときはそのと

きには黙っていて、二週間に一度のミーティングにこなくなる、
 
 二回続けて休まれると一ヶ月以上あいてしまうので、結局僕の提案は話し合う機会

も持たずに流れてしまって、そこで初めてこちらは
 
 「あの人は僕の意見に反対だったんだなー」
 
 って気がつかされる。
 
 島国の狭い社会で生きてるから他人の意見に面と向かって反対することは

 タブーみたいです。まあ国民性ですねー!
 
 他人の意見にその場で反対して話し合いをすることに慣れてない

 のもあるけど、そういうのって彼らに言わせれば
 
 「相手の話はウンウンて聞いてあげるのが大切でその場で否定したり反対意見を出すのは
  下品だ」 
 
 という風に思っているみたいです。だからその場では否定せずに実際に行動に移さなければ
 
 相手はいつか忘れてしまう。相手は話したいだけで行動に移さないと思っているみたいです。
 
 でも僕は教育省のオフィサーだからやっぱり何か形に残る仕事をしたいって思ってしまって

 「その場で自分の意見を言わないで次のミーティングから来なくなるのは嘘つきと同じだよ!」
 
と思ってしまうこともあります。やっぱり仕事だからね。もちろんそんなことは思ってるだけで言った事はないよ。
 
 もちろん僕の人間としての魅力の無さが彼らに意見を言わせ

ていないのかもとも思います。
 
 ミーティングの前日に用意した僕の片言の現地語で必死に提案されたって、提案の

内容はわかるけど、その中にある、ビジョンとかなぜそれが今のバヌアツに必要なの

かとかハートの部分で訴えていかないと人って動かないものね。そういった配慮がで

きるまでの言葉が今の僕には足りてないのかもね。

 
 
 
  「危機感の無い人間に危機感を持たせることほど難しいことは無い」
 
 という言葉があるけど、体調が良くって疲れてないときは
 
 「それじゃあ、持たしてやろうじゃないか!」

  って思えるけど、先日はバイクでコケて傷口が膿んでリンパ腺はれてるし。バイクに乗っているときに
 
 目の中に入ったゴミが一週間もゴロゴロしている今の自分は
 
 「もう駄目!バヌアツ嫌い!日本大好き!」

  って考えちゃいます。
 
 ボランティアって基本的に自分が何かを相手にしてあげたいから働くという「自発

的」な行動によって働くのが基本だと思うけど、だからといって自分が何かをして

あげたくなくなった時に「働かなくて良い」という理論は成り立たない。

  疲れていたって、情熱と健康が弱まっていたって
 
 「私はボランティアですから・・・・」
 
 ということでお休みしてたらそんな人間はおそらくお金をもらって日本で働い

ていてもたいした仕事はできないよね。

 逆にそういう逆境に立ったときにこそ、
 
 「お金のために働いているのではない!」
 
 というプライドを自分の中に奮い立たせることができないとね。

  とりあえず今の僕は体調を治すことからはじめないとね。

 
 
 もう一つの自分に対して思ってることを書くと、
 
  2月から7月まで巡回指導を5校回って、その後さらに12月まで5校回って

 三学期が終わるまでに10校の小学校を半年ずつ回ることになります。

  教えた子供が1000人は超えます。そして子供は体育大好きで前に

ブログに書いたように、自分がこんなに多くの人に期待されて良いのかな?

 と恥ずかしがらずに思えます。何処にいっても子供が嬉しそうに
 
 「ミスターウラがいる!」
 
 って呼んでくれます。
 
 教室から子供が体育の授業のために飛び出してくる姿を見るたびに疲れていた気持

ちが吹き飛び
 
 「このこたちのために何とか楽しい授業を!」

 っていう気持ちが沸き起こります。
 
 協力隊一年目の仕事の内容としてはそれができていれば問題ないような気もします。
 
 でも自分の中で、巡回指導が上手く行ってるなら、体育委員会も成功させたい!って

いう欲が出ているのかもしれないとも思います。
 
 もし仮に体育委員会が上手く行っていたらもっと困難な目標を見つけてきて

 自分が駄目だとまたブログに書いているかも知れません、そして相変わらず

 「危機感の無い人間に危機感を持たすことほど難しいことは無い!」
 
 と自分が勝手に仕事を難しくしておいて愚痴るのかも知れないです。
 
 自分の能力をもっと把握しないといけないのかもね・・・・
 
 
 写真はティンティナ、エタ、ヨーヨー、ネエサンの4人です。
 
 僕が音楽聴きながらベランダで木を削っていたらいつの間にかこんなことになっていました。
 
 でもこんな笑顔が毎日見れてるだけでも僕は幸せなのかもね!がんばろうっと!
 
 

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