2010年2月23日火曜日

僕は中小企業の社長編


バヌアツはフランス式で三学期は12月で終わります。昨年の公式最終日は12月の7日。

 11月のバヌアツ全土の統一テストのナショナルイグザムが二週目に終わってその次の週にそれぞれの学校で行わ
 
 れるファイナルイグザムが終わって、その後って生徒は学校に来るけど、特に授業とかは無くて単に終業式を待つ
 
 だけです。
 
 でもそれはちゃんとした学校で、それを待たずに勝手に解散してる学校も結構あります。特に全寮制の学校は
 
 授業が無いのに生徒が泊まっているだけでは意味が無いと思っているみたいで、勝手に終業式をしてドンドン解
 
 散してしまいます。
 
 11月の僕は巡回先に行ってみたら
 
 「先週言い忘れてたけど今週はテストだからまた来週ね!」

  って軽く言われて、次の週には
 
 「先週言わなかったっけ?先週はバヌアツ全土の統一テストのナショナルイグザムで今週はそれぞれの学校が行う

 ファイナルイグザムだからまた来週ね!」
 
 その次の週は
 
 「テスト終わったら子供がこなくなちゃったからとりあえず今居る子供集めるから待っててね!」

  という感じで僕が生徒に教えるって言うより、暇な生徒達が僕の授業に付き合ってくれてるみたいな感じになっ
 
 て、いつのまにか今年の5校の巡回指導は終わってしまいました。
 
 結局11月からまともな授業はできずに、気がついたら僕の協力隊一年目の仕事は終わっていました。
 
 昨年一年を振り返って思ったことって、自分は体育っていう価値を売り歩く中小企業の社長みたいだなー
 
 ってことです。
 
 巡回指導は飛び込みの営業みたいなもので、実践して見せることで体育の価値を宣伝して回る。
 
 体育委員会は営業マンの育成みたいなもので、一人で営業してても60校の足並みをそろえるのは難しいから
 
 現在居る8人のメンバーを育てて営業エリアを分割して効率良く体育を広めたい。
 
 ワークショップはその名の通り先生達を集めて体育の実践の仕方の講習会です。
 
 後は協力してくれそうな人、例えば中学校、高校の体育コミッティーとか巡回先で体育に意欲的な校長や先生
 
 が居ないかとかユースアンドスポーツのオフィサー、時にはよその国のボランティアなどに話を聞きに行ったりして、何
 
 処かにビジネスチャンスが無いかを常に考える感じです。
 
  きっと中小企業の社長ってこんな感じなんだと思います。
 
 どんなことにも常にアンテナを張って頑張らないとね。
 
 でもなかなか上手くはいかないもの・・・・
 
 ボランティアだから頑張れるけどもし本当に会社だったら倒産だな・・・・

 
 写真はお隣のクウィンティルです、このでっかいさやえんどうみたいなのの中身が好きみたいで集めては食べてま
 
 す。 いやされます・・・・

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