2010年2月23日火曜日

キックベース編


小学校で教えている中で一番上級な授業はなんと言ってもキックベース、
 
 ドッチボール、サッカーは簡単だし、バスケットボールは生徒は知らなくても先生がある程度理解
 
 できてるからまだ何とかなります。
 
  でもキックベースは難しい!
 
 キックベースをするときは僕はいつもキャッチャーなんだけど、満塁だからどこのベースに投げても
 
 オートマチックでアウトになるからね!
  
 って言ってるのに、必ず一塁に投げる子供や、逆に誰も出塁してないのに、いきなり三塁に投げたり
 
 バックホームしてきたりします。
 
  グランドも正方形を作ってしまうと、感覚的にピンとこないみたいで、ひし形にして、二塁ベースを遠
 
 くにすると、なんとなく向こうに向かって蹴ればよいんだな!ってイメージしやすいみたい。
 
 守備もそのほうが左右に広がらなくてよいから退屈しないみたいです。
 
  でもやっぱり教えるの疲れます。何回打順を教えてもちゃんと並ばないしね。
 
 そして一番むかつく瞬間が、キックベースが一番盛り上がるのが、得点が入ったときでは無くて、
 
 スリーアウトチェンジのときだと言うこと。

  キャッチャーの僕が
 
 「チェンジ!」
 
 と言って手を大きく回した瞬間にみんないっせいにゴレンジャーのショッカーに変身して
 
 「ヒョー!ヒョー!」
 
 と叫びスキップしながら守備と攻撃が交代します。
 
 そうやってみんなの場所が一斉に変わるのが楽しいみたいで、僕がいくらお互いのチームの点数
 
 を数えてあげても知らん振り!
 
 みんなの気持ちは常にスリーアウトチェンジの瞬間に集中されています。
 
 「絶対にお前たちのペースには巻き込まれないぞ!チェンジする瞬間はスポーツではないのだ!」
 
 と強く心にきめてるんだけど、最近ついつい生徒の期待にこたえて、自分の
 
 「チェンジ!」

 の声が必要以上に大きくなってしまって居ることに自分で腹が立っています!
 
 こうなったらチェンジだけを専門に行うスポーツを考え出すしか無いかもね・・・・

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