2010年2月23日火曜日

お金と人柄編


「上司は部下を使う立場だから常に部下の能力を見ているが、部下は上司を使うわけではないから能力よりもその人間性を見ている。だから部下の目は怖いものだ」
 
 って本で読んだことあったんだけど僕も赴任して約一年、自分のなかでは何か形をと思うけど、バヌアツの人って僕の仕事の結果よりも人間性を見てるのかもな?って感じることあります。
 
 残り一年が終わって任地を去るとき、帰りの飛行機のなかで僕の心に浮かぶものって自分がどれだけの仕事をこなしたかってい満足感よりも、空港で別れを惜しんでくれるみんなの顔かもしれない。
 
 大げさに言うと、人生の最後に自分が何を思うかって、結局そういうことなんだと思います。
 
 死んで天国行きの飛行機に乗って離陸するとき、現世から離れて飛び立つときに思うことって、自分の人生でどれだけの結果とお金を残したということより、自分が一人の人間としてどれだけみんなに愛されたかって事かも知れない。
 天国行きの飛行機のなかから現世を見下ろしてみんなの泣き顔を見ながら自分の人生は価値があったなー!
 
 って思えるかどうかだと思います。もし飛行機から見えるのが遺族達の遺産争いだったらその飛行機は墜落して地獄に行ってしまうかも・・・・
 
 でも人生の最後はそうだけど、それまで80年間生きていくって事はそれなりにちゃんと仕事で結果を出してお金おもうけないと家族を養っていけないし、死ぬ時はお金は問題ではないけどそれまでの80年はお金が大事、日本ではお金ないと生活できないし医療費高いからね。日本の問題はその二つの価値が死ぬときに逆転とまではいかないけど少し矛盾してしまうことかな?
 
 もちろん人柄もお金も兼ね備えてる人も沢山いるから少し僕の言い訳なんだけどね!
 
 そういうとバヌアツって逆転しません。食べ物沢山あるからお金のことを気にしないで食べてお話してるだけだから、死ぬ瞬間までたった一つの価値観である
 「人柄」
 だけで通せるんだよね。自然な感じがします。
  
 お互いの国の良いところが混ざり合うようにできたらよいなー! 
 

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