2010年3月1日月曜日

授業の工夫 ⑨ 最後はメンタル


バヌアツの子供で運動音痴とか肥満な子はほとんど居ません。
逆に能力の高くて攻撃的な子は居ます。そういう子には授業の最後に
 
 ・君は強いし、良いリーダーだと思う、だから君は弱い人を助けなくてはいけない。弱い人は弱い人を助けることは出来ない。だから強い君が助けるんだよ!家族だって同じこと、お父さんは強いから君達を守ることができる。もしも強い人が自分のことしか考えなかったら、家族は成り立たないでしょ。

 クラスでも同じ、学校でも同じ、タンナ島でも同じ、バヌアツという国でも同じ、常に強い人は周りを助けるから     組織は成り立つしそれでこそ回りの人は強い人を尊敬するんだよ

 って自分では説明してるつもりです、もしかしたら言葉が追いついてないかも知れないけど・・・・・
  
 ・スポーツはなぜ前半後半で陣地を入れ替えるには何故か知ってるかな?お互いが平等な立場で戦うためなんだよ。
  相手を倒す事よりも自分の実力がどの位なのかを試す目安として相手にお願いして試合をしていると思わなくてはいけないよ、だから常に平等な立場で勝負しないと意味が無いでしょ!だから反則をして勝っても意味はないんだよ
 
 ・「一人はみんなの為に、みんなは一人の為に」
 チームの中では一人の人間はその他のみんなの為に働き、その他のみんなは一人の為に働くという意識が大切であり、それが家族と言う組織の中でも、タンナ島という島の中でもバヌアツと言う国の中でも、人が集まる所では常にそういう気持ちがないといけないよ。
 
 ・勝つことも大切だけれども、負けからも学ぶべきことがあるんだよ

 ・スポーツは基本的には自由が認められているけど、それはルールを守ったなかでの自由であって、自由の意味を間違えて反則をしたり、他人を傷つけてしまってはそれはもうスポーツとは呼べないよ、それは普段の生活でも同じで自由というのはルールをきちんと守ったなかにあるものなんだよ
 
 ・何事も出来るか出来ないかより、第一に挑戦することが大切だよ、自分のベストを尽くせばたとえ出来ても出来なくても前向きな達成感を感じる事ができるし、その繰り返しが人を育てていくことであり、チャレンジしないであきらめる事は自分で自分の可能性をなくしてしまうとともに、自分で自分を傷つけることになるよ
 
 
 とまあこんな感じです。
 
 これを必要なタイミングで完結に生徒と先生に伝えたい。
 僕が嫌なのは、今日はこれが言いたいと思って、授業の方向をそういった方に持っていこうとすること、
 それってうそ臭いよね、授業はあくまでも自由な流れで行って、そこから出てきた問題点を上に書いてあるような言葉を使って完結に伝えることが出来れば、生徒達だけでなく、先生達の体育に関する意識も、
 「体を動かす」 から 「体を動かす事を通して人格を育てる」 と言う風に変化していってくれるとよいなと思って
 います。
 
 でも今の僕の語学力で伝えられるのはこの中のせいぜい30%って感じかな? 
 日本語で書いていても難しい内容だから、よその国の言葉だともっと難しくなるよね。
 でも少しずつ頑張って伝えるようにしています。
 言葉では30%しか伝わらなくても、一生懸命何かを伝えようと片言で話している僕の姿だけは100%伝わるからね、日本語みたいにカッコつけて遠まわしに言う事も出来ないから逆にシンプルでよいかも?って前向きに考えています。
  やっぱり最後はハートだよね!
 
 

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