2010年3月1日月曜日

体育の世界基準はどこの国?


日本の体育の授業のように毎回出席、服装チェック、ラジオ体操をし

てから屈伸や伸脚などの補助運動をしてメインに入る形も最初はやって

みたけど、結構悩みました。子供がだれるしなかなか教室から出てこな

いからです。そして僕の中で一つの答えが出ました。

  「バヌアツはグローバルスタンダード(世界基準)に近づきたいとは思っ

ているかもしれないけど、日本になりたいとは思ってないと言う事、そこを

間違えてはいけない、じゃあ体育のグローバルスタンダードって何処の国

なの?アメリカ?オーストラリア?フランス?って考えたらそんなものは無

いんだよね。だから僕らが作っていくしかない、きちんとした理論に沿った

バヌアツの体育を」
 
 そういう風に気が付いてからバヌアツに居る体育隊員3名は一生懸命

考えて、それぞれの島で別々の体育をするのではなくて同じスタイルで

行えるように頻繁にワークショップを行って統一してきました。その結果は

すでに出ています。
 
 基本的には最初に手をつないで大きなサークルを作るところからはじめ

るようにしたのもそのためです。
 
仲間意識の強い子供たちはそうするとあわてて教室から飛び出してきます。
  授業の内容はどれも運動量があって子供にとっては結構しんどい、

だから教えるほうはもっとしんどい!
 
でもそれでこそやりがいあります。

 P.E (フィジカル・エデュケーション) ティーチャーは大変なのです!
 

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