2010年3月1日月曜日

授業の工夫① (数の概念)


26人のクラスを5人のグループ5組に分けてリレーをするとすると

26人だから一つのグループだけが6人になってしまうから、残りの4つのグ

ループの先頭の人は最後にもう一度走るんだよ!

 って教えまする、子供はは自信満々に

 「ウィ!」

 ってそこだけフランス語で答えます。

 すでに子供の目にはリレーに対する殺気がみなぎっています。

そういうところは野性的でこちらとしてはシメシメなのですが・・・・

 「チーム全員が走り終わったら座るんだよ」

 って言ってスタートします。

そうすると必ず5人が終わった時点で座り

「俺達一番!」

 って言います。

「違うでしょ。君たちは5名、でもこっちは6名だから先頭の人がもう一度

走らないといけないでしょ!」

 「ウィ!」

 「もうお前らの ウィ!にはだまされない、条件反射で言ってるだけだ。

良く考えてみろ、このグループは6名、君たち5名、その次も5名、その次

も5名でそしたら5名のところは誰かが二回走らないと人数が合わないでしょ!」

 「ウィ!」

「条件反射で ウィ! って言うな!」

「わかった先生が悪かったね、じゃあ先頭の人はアンカーになるのではなく

て二週回ってから次の人にタッチしなさい、そうすれば6人分になるでし

ょ!」

 って言って2回走る先頭の4名の頭をなでて

 「君は何週走ったら次にタッチするの?」

 「ウィ!」

 「違う!違う!二回走ったら次にタッチするんだよ、なぜなら君達のチ

ームは5名だけどあっちのチームは6名だから数が合わないでしょ!」

 「ウィ!」

 を4人分繰り返してヨーイドン

 すると6名のチームの先頭まで二週しそうになるので慌てて呼び止めて

タッチさせます。

 やっと一安心してみているとなかなかレースが終わりません。

 「何でかな?」

 って思ってみると、5名のチームは全員が二週ずつ走っているからで

す。終わる分けないよね。

 全員走り終わって疲れきった子供が僕の方を見て一言

 「ティーチャー、イナーフ!」 (先生もう十分!)

 「それはこっちのセリフだよ!」

 って思います。
 

 算数隊員の徹也の話だと、みんな指で数えないと数字がわからないら

しいのです。最初はそれでは算数にならないので、禁止させていたらしい

のですが、高学年のなかでも指ですらカウントできない子供が居るので、

最近は

「指を使え、足りなければ脚の指も使え!」

と言う事だそうです。

 サッカーの点数位ならみんなわかるようですが、キックベースも5点を越

えると点数の事はどうでも良くなるみたい。

 だから最近はみんなのスリッパを並べています。

授業中はみんなはだしなので。
 
 言葉はみんな、村語、ビシュラマ語、フランス語、英語と使い分けてる

のにね。数字はまったくダメみたいです。日本人と逆みたいです・・・・

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