2010年3月1日月曜日

授業の工夫⑤(ドッチボールはチーム分け)


高学年で比較的失敗しない授業はドッチボールです。

新しく巡回指導を始める時は大体ドッチボールからはじめます。

 ポイントはチーム分けです。

 僕は2学年づつ一緒に教えてるので、

 最初は女子対男子で行います。理由はシンプルで

いきなり5年生対6年生で試合をさせると、5年生の男子と

 6年生の男子の戦いになり、女子はボールを避けるだけになります。

 でも女子対男子にすれば女子も腹をくくって参加してくれます。

 出来れば女子の方が立地的に有利だと良いと思います。

 単純に陣地が広いほうだったり、バヌアツではグランドが坂になってる事

が多いので、坂の上を女子にしたりします。
 
 でもたいてい女子が負けてしまいます。

 少し物足りなさを感じている男子と悔しさを感じている女子に対して
 
 「次は5年生対6年生ね!」
 
 って言うとみんな大喜びになります。そしてその後は女子も積極的に

参加してくれます。
 
 負けたチームには次に僕も参加して一勝一敗に成るように頑張りま

す。
 そしてみんなが好きな言葉はファイナル!(決勝)です。
 
 たとえ二敗しててファイナルでなくても三試合目は単にファイナルだと思

ってるみたいで、僕が

 「次ファイナルね!」 

 っていうと

 「ファイナル!ファイナル!ファイナル!ファイナル!」

 って大合唱しながらコートに移ります。
 
 ちなみに、バヌアツの学校は一学年に一クラスが基本です。

大体25名前後です。

 だから2学年一緒にすると50名前後になります。
 
 人数が少ない学年は複式学級といって5年6年で一クラスになりま

す。そういうクラスでは「5年生対6年生!」っていうと

 「俺どっちだっけ?」

 っていう子供が必ず居ます。

 男子対女子ね!っ言って

 「私どっちだっけ?」

っていう子が現れたらまた報告します・・・・ 
 
 時には5、6年生が白熱しすぎて時間がオーバーして、次の学年の

3、4年生がグランドに出てきてしまった時には、そのまま3、4年生対

5、6年生で一試合だけやったりします。

 100人近くの生徒が狭いコートにいっぱいになり、すでに体の温まって

いる5、6年生は逃げ惑う3、4年生に容赦なくボールをぶつけ。多騒ぎ

になって盛り上がります。

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