2010年3月1日月曜日

授業の工夫 ③ (先を読ませない)


授業の展開は基本的には

・ウォーミングアップ兼簡単な体力作りのトレーニングを15分

 ・メインの運動を20分
 
 ・クールダウンを5分
 
 大体これで45分です。
 
 僕がいつもイメージの中にあるのは昔僕がフットボールをしていた時のス

トレングスのコーチだったコーチ 「メル」です。
 
 メルのトレーニングはいつも30分でした。
 
 彼はその日によってコーンを30個くらい持ってきてひたすらコーンをタッ

チしながら縦、横、斜め、後ろに走らせたり

ロープで出来たハシゴ(ラダーと呼ばれています)を持ってきてステップをさせたり
 
いきなり長距離だったり
 
テニスボールを使ったボールトレーニングだったり

ストレッチ中心でメニューを組んでみたり
 
 体育とは違うストレングスのトレーニングだけど、僕が彼の何が好きだったかと言うと 「先を読ませない」 ところです。
 
 メルが肩にイロイロなものを担いでグランドに現れるたびに、僕はワクワ

クしたのを思い出します。
 
今日はきついのかな?それとも難しいのかな?あのコーンの並べ方は

何の運動の為かな? 

 って興奮しました。だからメルのいう事を聞き逃さないように必死だった

し、いつも列の先頭に並んでメルに褒めてもらおうとしました。

 メルのよいところは常に褒めるところ、上手く出来なくて転んでも

言われた事が理解できてなくて間違えても思いっきりやったことに対して

は必ず褒めてくれました。だからこちらも

 「自信を持って間違える」

 事ができたんだよね。どんなにきつくても頑張れたのはそのおかげです。
 
 10年後に僕の教え子たちが教員になったときに

「ミスターウラはいつも褒めてくれたなー!ウラが来るといつもワクワクしたなー」
 
って思ってくれたらうれしいです。

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